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西 樹さん
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「人生を楽しくする」=「仕事ができる」
- 佐々木
「シューレンジャー」という名前も「花形商品研究所」という名前もそうですけど、どこか遊びの要素があるようですね。
- 西
遊びの要素がないとそこに至らない。「抗菌戦隊シューレンジャー」みたいな名前を考え出して、それをみんなでもんでいって、最終的には「強力抗菌シューレンジャー」になるんですけど、こういうふうにものを多面的に、いろんな角度から見ることを普段から意識することが大切だと思うんですね。
同じ方向、こっちから見たら誰が見ても同じに見えるけど、こっちから見たら全然違うように見える。でもそれはトレーニングでできるというよりは、もう、くせみたいなもの。仕事だからそうやって見るんじゃない。仕事だからと頑張って見ようとしなくても、いろんなモノの見方でいつも見ていると、普通に無理せず見られるようになりますよね。
この前ナビゲーターの渡辺祐さんと話をしていた時に二人で意見が一致したんですけど、僕らの性格っていうのは街を歩いている時に入ってくるテキストを全部読んじゃうことなんですよ。
看板でもチラシでも何でも、とにかく字が書いてあるものを全部目に入れちゃうんですよね。そういうことをやる人と、街を歩いてて、「あそこにあれできてたじゃない」と言っても、「あ、今日通ったけど気が付かなかった」という人と、2通りの人がいてね。街を歩くということは、情報の解析力や収集力を身に着けるトレーニングにはすごくいいですよね、トレーニングというのはおかしいけれど(笑)。すごくおもしろいし。
- 佐々木
人生を楽しくすることと、仕事ができるようになるということとを発展させるということは実は一緒で、何となく一つの道を歩く時に、自分の細胞をフルに活用してたくさんの情報を見つけたり、それを楽しんだりしなさいっていうことなんですよね。
- 西
そうですね。本当に好奇心が偏っている人は全部すっ飛ばして自分の好きなものしか目に入らない、それはそれで一つのすてきな人生だと思うんですけど、僕らみたいな雑食性の人間はね、なんでも情報を入れちゃう(笑)。
でも別にそれが仕事だからやっているわけではなくて、それが習慣化して、くせになっているという感じですよね。
- 佐々木
わたしも全部読むかわかんないけど、結構そうかもしれない。
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