ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第116回 古川享さん

116 |
古川享さん
|
|
|
僕がお母さんを守ってあげるって
- 佐々木
なんだかドメスティックバイオレンスのような。
- 古川
そうかドメスティックバイオレンスってそういうものか。
- 佐々木
散々痛めつけられて、でも「ごめんね。痛かった?」とか「愛してる」と言われて逃げられなくなる人が多いと聞きました。
- 古川
そうか。うちの父親と母親の関係はそれではなかったですね。
- 佐々木
え? 父親、母親の関係というと?
- 古川
とにかくひどかったから。
- 佐々木
お父さんがお母さんをぶつって。
- 古川
ぶつ、殴る、蹴る。すごいシーンもあるんですよ。
- 佐々木
それって、古川さんが小学校ころ?
- 古川
小学校2年ぐらいのときにね、「僕は片親でも生きていけるから、離婚した方がいいと思うよ、お母さん」って口説いたことがあるのね、母親に。
- 佐々木
でも離婚しなかったんですか?
- 古川
しなかったね。死ぬまではとにかく、一応看取ったっていう感じだけど、しょうがないですね。
- 佐々木
それは子供心に深く残る体験ですね。
- 古川
男の子だから僕がお母さんを守ってあげるっていうのはね、「あんたが結婚したら、こういう気持ちにさせないように、ちゃんとあなたと結婚する人を愛してあげてね」とかって言われると、「うん、頑張る」って。
16/33
|
 |
|
|