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古川享さん
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ずっと秋葉原でアルバイト少年をやって
- 古川
それでね、ずっと秋葉原のマイコン・ショップでアルバイト少年をやって、実はマイコンキットを2つ買ってきて、1つ組み立てて完成品をお店に渡すと、自分の分がタダになって、さらにお小遣いが入ってくるという、そういうカラクリが分かってしまって。東大生が壊したコンピュータを直してあげたりとかね、組み立てて完成品を納入して自分のコンピュータを自作していた。
- 佐々木
やっぱり機械は好きだったんですね。
- 古川
うん。それと、駿台予備校に通うふりをして、安部公房の全集と大江健三郎の全集を“人生劇場”という神保町のパチンコ屋で全部取った。
- 佐々木
パチンコもやってたんですか? なんかよく分かんないです。私、昨日家に帰ったら、うちの小学2年生が、Wiiを分解してしまって、メチャクチャにしてるんですけど、古川さんは、そんなこともしました?
- 古川
基本的にネジ回しがあったら、なんでもかんでもバラバラにするっていう。ゼンマイ仕掛けがあって、ピョーンってなった瞬間に、これって絶対戻らないよねってのがあるじゃない。
- 佐々木
バラバラになってたから、ビックリしました。
- 古川
いいです、それは。
- 佐々木
いいですか(笑)?
- 古川
外側から触るだけじゃなくて。
- 佐々木
本当に分解じゃなくて、切れていて、ネジとかいっぱい置いてあって、「どうしたの?」って言ったら、「なんか、中に何かが入っていたから取ろうと思った」とかって。「これ、直らないんじゃないの?」って言ったんですけど。いいですか、壊して?
- 古川
いいじゃん。理想系ですね。
- 佐々木
理想系?
- 古川
もうクーラーだろうが、テレビだろうが、ラジオだろうが、そこにあるものは、掃除機だろうが。
- 佐々木
壊して古川さんは、作り直しちゃったんでしょ?
- 古川
いや……。壊しっぱなしもありましたね、結構ね。
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