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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第116回 古川享さん

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116
慶應義塾大学大学院教授
古川享さん

レストランの話をするとね

古川

レストランの話をするとね。例えば飯倉のキャンティだとするとね、中3か高1のころに、立川の砂川団地で夏休みにタイル貼りのアルバイトをやって、1日1200円ぐらいですよ。昼飯400円ぐらいでラーメンギョーザを奮発したいところを、グッと我慢して、とにかく300円ぐらいで済まして、800円から1000円が1日に貯まるでしょ。それを30日から40日やって、総額3万5千円から4万円貯めたところで、1日で食べに行っちゃうんですよ、彼女と。

佐々木

キャンティに? 生意気な子供です。高校1年生で、そもそも、キャンティなんて知らないでしょ。

古川

まだ、1階が“ベビー・ドール”で本店の入口が横の坂の途中にあったころね。日本でピザを食べられる店ってね、あのころ六本木で、ラストラーザ、ニコラス、シシリア、キャンティ。キャンティは同じイタ飯でもレベルが違うけれど、ピザを食べられる店が東京に4軒ぐらいしかまだなかった。そんな時代に本格的なイタ飯を食おうと思ったら、本当に、飯倉のキャンティか沿いのアントニオぐらいしかなくて。シシリア、ニコラスまでは、なんとか背伸びすれば行けたんだけど、キャンティはいきなり、入口からして、もう拒否しちゃっているみたいな雰囲気で、まぁ当時から六本木族の溜まり場で、加賀まり子さんとか出入りしていたとか、当時の荒井由実さんが16歳で“かまやつひろし”さんに発掘されたとかいう頃の伝説の場所のお話ですが。

佐々木

あの、そもそも、変です。その頃の高校1年生で、キャンティのイタリア料理を食べたいって思うなんて。そういう家庭環境で育った、ということですか。

古川

全然。母親は4人姉妹で戦前の横浜育ちで、ローストビーフでもクリスマスの    チキンでもアメリカ風の焼き方をしていたし。でもうちは子供のころから、お菓子っていうのは、お店で買ってくるんじゃなくて、ドーナツでもケーキでも、うちで作るものっていう家庭だったね。でも、そんなに気取ったところで外食なんてしなかった。ご版ではなく洋風の味が中心ではあったけれど。

佐々木

お母さんが作ってくれた?

古川

そうですね。パウンドケーキにしても焼きリンゴにしても。

佐々木

私も横浜育ちですけど、1万円のアパートに住んでいたファミリーなので、分かりませんけど、トーストにはスキッピーのピーナツバターと、ハーシーのチョコレートシロップという、そういう家でした。イタリアンレストランも知らなかったし、キャンティも知らなかった。

古川

うん。背伸びしてただけね。

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