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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第116回 古川享さん

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116
慶應義塾大学大学院教授
古川享さん

そうですね。入れ込んじゃうんだな

佐々木

それから、写真好きだけでなく、鉄道のマニアだったり。

古川」

マニアっていうか、鉄道大好きおじさん。鉄道の写真を撮りに世界中を旅したり(昨年、一昨年は英ウェールズに毎年コロラドには4回から5回)、鉄道模型を運転する場所(レイアウト)を友人と製作したり、という話。夏休みに4万人規模で鉄道好きの人たちが集まる「JAMコンベンション」というのがあるのだけれど、それを主催している“JAM,日本鉄道模型の会”の会長でもあります。http://www.jam.gr.jp/

でも鉄道模型もカメラの趣味もお金が存分にあって何でも買えたわけではなくて、いつか大人になったら何でも買えるようになりたいなんて夢を描いていたのかな。何が原点だったのだろう。中3、高1ぐらいのとき、映画も1年で5、60本観ていたけど、観た後に、必ず渋谷か銀座のカメラ屋に行って、ずっとカメラの並んだショーケースを端から端まで見て廻るんですよ。

ハッセルブラッドっていうカメラが当時も今もあるけど、これは当時に大学卒初任給の50倍ぐらいもしていたから、こんなものは自分には一生買えないだろうなと思いながら、ジトッーと見る。また次のカメラ屋に行って、ジッーと見る。いつか大人になったらお財布の中身を気にしないで、とにかく、「これください」って買いたいものを買えるっている、そういう状態になりたいなぁ。別にいくら金が欲しいとかじゃなくて、金持ちになりたいとかじゃなくて、自分がステキだなって思った瞬間に、買いたいものを買えるっていうことにね。物欲が先じゃなくてね、そのために、一生懸命働かなきゃって気になるわけでしょ。

佐々木

そうですね。

古川

でね、絶えずね、ちょろっと背伸びしてモノ買うと、それがなんとか似合う人間に成長したくなる。車がそうだと思うんだけど、BMWの広告に出演したときとか、例えば1年間、どの車でもタダで自由に乗っていただいて結構ですってオファーがある。でも、そのときには、「自分のせっかくの楽しみを取り上げないでください。」ってお返事をしたのです。車って、自分が毎日頑張って仕事をしてきて達成した結果に対する、自分に対するご褒美だから、人からもらったりするとね、自分の楽しみを取られるから嫌って思うのね。この前ね麻布高校の授業を何回かこなして久しぶりに充実した仕事の達成感を感じたときに、たまたま車の六本木ヒルズの展示会で前から気になっていた車に出会ってしまって、その場でフラッと購入してしまったです。肩掛けカバンのオジサンが、「おうっ、古川よく頑張ったからご褒美だぁ、って自分に言い聞かせてね」

佐々木

現金で?

古川

その場で現金持っているわけないので、ちゃんと後から振込みましたけれど、ローンにするとかリースにするってのが嫌いなので、ポンと買ってしまいました。でもちょっと背伸びして買うから、それが似合う男には、まだ自分が育ってないわけ。そうすると、そういうものを買っちゃった後に、なんとかそれを使いこなせるような運転技術を磨いて、さらにその車に似合う男として風格を身につけなきゃいけないというチャレンジの繰り返し、繰り返しなわけ。

だからねライカというカメラに最近ハマってしまったのも同じ理由、今まではニコンでずっと何十年も撮ってきたので、ニコンならフィルムでもデジタルでも、どういう写真が撮れるかって大体自分の体に全部染みついているわけです。でも、ライカをついに買って撮り始めたときは本当に悔しかったよ。この瞬間っていうときに、ピントが合わなかったり、思い通りにシャッターが押せなかったり、ピンボケの写真ばかりで。俺ってこんなに写真撮るの下手だったかなって思い知らされてね。ライカってものは、誰が撮ってもきれいに写せるカメラじゃなくて、いくら頑張っても下手なやつはさらに下手に写るんだよね。でね、お前なんかライカを使うには、まだ10年早い、50年早いって本当にね、凹んだ、このヘタクソって突き放されるわけ。

そうするとね、何て言うんだろう。難しいとかっていうんじゃなくて、何だろう。誰が撮っても同じに写るんじゃなくて。同じ長さの35mmという長さのレンズがあるわけでしょ。今は4本も持ってるんだけどね、普通の人は同じ焦点距離のレンズを4本も買わないでしょっていう話でしょ。だけどね、35mmのそれぞれのレンズが1本ずつ違う味だから、これで撮ったら、こういうふうに写るんだっていう癖を全部分かって。

今日はちょっと外に撮影に行って、桜を撮りたいからって行って。今日はちょっと、ズミラックス君いらっしゃいっていう状態で、ちゃんと撮れるんだけど、その日の気分と、付き合ってきた、このくらい理解してあげたから、今日はこの子をもう少し手なずけなきゃみたいなさ。なんか、そういう気持ちになるのね。新しいレンズが出ると、よしよしフォクトレンダーのノクトン・クラッシックも使いこなしてみたい、カナダ産のライカもいらっしゃい、まるで子どもがポケモンカードを集めているみたいに、変かな?

佐々木

変じゃないと思いますけど、古川さんって、何にでも興味を持って、好きになったことをとことん研究していく。すごいパッションですよね。そして、それぞれの情報がつながっているんでしょうけど。

古川

パッション。

佐々木

愛情?

古川

そうですね。入れ込んじゃうんだな。

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