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古川享さん
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やはりインターネット的な組織に変えていくとか
- 古川
だから悶々としている学生さんが、今このまま就職しても面白くないかもしれないし、あるいは、もうすでに就職して5年たって、10年たって、なんか新しいこと始めたいのに、企業としてお金を出してくれないというときに、活用するとかね。
同じ企業の中でも自分自身がスピークアップしないと、大体つぶされるんだけど。じゃあ、外部に相談して、外部の人が提案すると、「いいんじゃないの」となる。後から、「これって、身内のこの子が作ったアイディアなんですよ」って言うと、「ええっ?!」って。会社の中ではそういう話が通っちゃったりするものなんですよ。
だから今の会社の縦型の組織を、やはりインターネット的な組織に変えていくとかね。
別の視点でいえば、自分自身はヒエラルキーを持った、具体的には「ロシアがあって、アメリカがあって、東西が分裂した」「強い父親がいて、強いカミナリ親父以外に、学校の先生が強くって、権力者がいて、強い社長がいる」っていう時代に、日本からパソコンの強い世界に飛び込んだので「権威なんてクソくらえ」と。これは表現が悪いですが。
権威あるものはつぶして、やっぱり自分たちが同じ目の高さで、年齢に関係なしに、性別も関係なしに、国籍も関係なしに、何かやったら、それいいじゃないってお互いが言えるような関係。まさしくWin-Win対談のWin-Winなんですよ。
でも世の中には、やっぱり、自分がやっていることが正しくて、あなたは間違っているということを証明するために、延々。自分は何も主張もないのに、相手をぶっつぶすことに快感を得ているようなやつも逆にいたりして。
やっぱり理想の姿というのは、自分は他人にない、かけがえのないものを持っていて、その素晴らしさを、美しさを理解しようというのと同時に、やっぱり相手に対する理解力なり、リスニング能力がないといけないと思うのです。
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