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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第12回 大平 健さん

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12
聖路加国際病院 精神科部長
大平 健さん

自分の中の「問題」に気付く時

大平

たとえば内科へ行って、どこが悪いんです? じゃあレントゲン撮りましょうね、あなたは胃かいようです、胃薬あげますね、というように「診断をして、結果が出て、治療に入る」、このプロセスをたどるのが、カウンセリングでも正しいと思っている人がいるんですが、これは「やぶ」なんです。精神科で本にあるような規則通りにやろうとすると、そういうふうにしかならない。

佐々木

はい。

大平

もう一つだけたとえ話をさせていただきますね。自分の家に盗聴器が仕掛けられていて、テレビをつけたら自分のことを言っていた、という人がやって来たとします。「困っているので警察へ行こうと思うが、そのほうがいいですよね」と言ったとする。

佐々木

わたしがリポーターをしていた番組にも、よくそういう電話がかかってきました。「何でテレビで毎日自分の名前を言うんだ」っていう苦情とか。

大平

これは病気だろう、とみんな思いますよね。でも精神科医は、さっきと同じように「なぜこの人は精神科に来たんだろう?」と考えるんです。

だって盗聴器を仕掛けられたりしたら、普通は警察へ行くでしょう? でも警察に行く前に、まず家族に相談するんじゃないだろうか、という疑問も浮かびますよね。

それに盗聴器と言われても、こちらは見たこともないし、その人の部屋もどういうつくりなのかわからない。そこで紙を渡して、部屋の間取りはどうなっているのか、家族はどう言っているのかと聞くわけです。

すると、家族は同じ家に住んでいながら、あんたは頭がおかしいと言って、たしかめもしてくれない。だから警察に行く前に、まず自分が正しいことを証明するために、精神科に相談しに来たんだとわかった。

さっきの3,000万円の話と同じで、同時にこの人が家族から孤立していることがわかり、問題だったのは、もしかすると盗聴器よりも、自分が独りぼっちでいることのほうだったのかもしれない、と本人にもわかってくるわけです。

でも、それで済ませるわけにはいかないから、「こういう状況なんですけど、警察に行っていいですよね」と聞くわけですよ。

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