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織作 峰子さん
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ゾクゾクという瞬間には、やっぱり出会いました
- 織作
すごいですよ、パワフルで。よく、姥桜という言葉も聞くし、桜の木の下に女性が埋められているという話も聞いたことがありますから、何かありますよ。だから面白い。
ある画家の方に、「やめなさい、怖いことを」って言われたことがありました。桜を撮るのは、やっぱりやめておけ。梅か桃にしておけ、って言われて。それほど言うことか、と。
- 佐々木
何か、いけないところ、神聖なところに踏み込んでしまうようなことなのかもしれないですね。
- 織作
そう。「絵描きは分かっているんだよ」って言っていました。
- 佐々木
でも、確かに、男の人の画家は描いているけど、女の人で桜を描いている人は、あまり聞いたことがないかも知れません。
- 織作
写真も、男の写真家の方が多いです。
- 佐々木
桜を撮っている女性が、あまりいないんですね。
- 織作
だから、怖い目というか、ゾクゾクという瞬間には、やっぱり出会いました。出てきているかも……。
- 佐々木
嫌だ。ちょっと怖いです。
- 織作
でも、それに負けていたらしょうがないし、それを、ちゃんと治めるというか、気を治めながら撮らせていただいている、という感じですね。
- 佐々木
でも、それが撮れたら、あっちの世界の人になりそうですね。
- 織作
いや、私、そういう才能は全くないんですけど、何か不思議なものが写るんですよね。
- 佐々木
えっ? 嫌だ。何が写るんですか?
- 織作
たとえば、ちょっと見てみます?
- 佐々木
見せてください。
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