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井狩倫子さん
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社長の意向を理解し、実現させる力
- 佐々木
CEOオフィスの井狩さんのお仕事を通して社内に経営者の意図が徹底されたり、適切なところに社長のメッセージが伝わる、ということですよね。すごい仕事だと思いますよ。
- 井狩
とかく、社長の言葉に振り回されてしまうことは、あると思います。社長の意図しない解釈をされたり。
それでCEOオフィスが説明する。「大げさに考えすぎていますよ」と。また、その逆もあります。
社内から、「社長があの時こう言ったらしいんですけど、それ本当ですか?」と質問を受けることもあります。すると「会議ではたしかにそういうことを言ったけれど、社長が意図したのはこういうことをやってほしいっていうことなんですよ」と解説するんです。
- 佐々木
レベルは違うんですが、わたしもそういう人が欲しいと思うことがあります。企業規模に関係なく、どこの企業でもきっと社長の意図をどれだけ社員が受け取れるのかが会社の成長に影響するんですね。
立場によって視点が違ったり経験が違ったりすれば、感じ方も違うでしょうから。でもそれが正しく伝わればすごくスムーズにいくのになと、いつも思うんですよね。
- 井狩
たとえば出席者が20人いると、一つの言葉に対して、それぞれの立場での解釈、つまり微妙に異なる20通りの解釈がある可能性があります。
- 佐々木
たとえ伝える側がゴーンさんであってもそうなんですよね。
- 井狩
その20人がそれぞれ10人に話したとすると、また解釈が異なって……。結局、そういうことの積み重ねによって、誤解が生じてしまうこともあると思います。
7/12
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