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米倉 誠一郎さん
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興味あるアントレプレナーは
- 佐々木
研究対象になったアントレプレナー、数多くいらっしゃいますが特に興味深い人は?
- 米倉
『ジャパニーズドリーマーズ』という本で挙げたのは、松井証券の松井さん、楽天の三木谷君、14歳で起業した家本賢太郎君。いっぱいいますよね。あと、一の湯の小川晴也さんとかね。
この人たちは、それぞれにイノベーションをやってるんですよね。
だから松井さんの話でも、ネット証券といわれているけれど、彼はネット証券だと思っていないんですよね。
もともとネット証券をしたわけじゃなくって、「ブローカーが、必要でもない資料をもって行って押し売り的に手数料をかせぐのは根本的に間違っている。安くていいインフラを提供して実績を積んで自分で売買する」という仕組みを日本で作ったらどうなるだろうと。
それで初めはコールセンターでやってたけど、これはあまりにも効率が悪いと。それでアメリカに行ったらインターネットでやっている。それはもう、自分が追求してきたところがインターネットにあたっただけで、インターネットがあったからビジネスをしたわけではないんですね。それは完全にそれまでの証券業界の常識を覆す、一つの、顧客中心主義のイノベーションだった。
そういうことは、小川晴也さんもそうですよね。一の湯で一泊2万円っていう料金を9,800円で売ったらどうなるのかと。それもイノベーション。
20/23
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