ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第30回 林 文子さん

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ビー・エム・ダブリュー東京株式会社 代表取締役社長
林 文子さん
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初の女性マネジャー3人抜擢
- 佐々木
社長として、教育、数字、人と話す、組織の配置など、一番大切なものは何ですか?
- 林
すべてです。四六時中考えています。だからエネルギーを使い過ぎて、くたびれてしまうんですよ。この間もね、自分で運転して一日で6カ所のお店を回ったんですけどね。くたびれて翌日寝込んでしまいましたよ(笑)。熱烈に話をしたからね。
- 佐々木
エネルギーを出し切ってしまうんですね。
- 林
でも逆におもしろいのはね、やはりエネルギーをいただくのも人なんですよ。営業マンは不調になるとお客さんに会え、と言われるんだけど、社長はまさにそれ! 自分が経営で厳しい局面になるとね、くたびれますよね。そういうとき現場に行くと元気になりますね。
その人が何を言うのではなくても、励まされるんですよ。だからその日も、体力的には疲れたんだけど、「こんな人たちと自分はやっているんだ」と思ったら感動して、帰りの車の中で涙がこぼれるのを抑えられなかったです。疲れていたのもあるんでしょうね。時々ありますよ。
「なんのご縁でお仕事をさせていただいているんだろう」と思って一人ひとりの顔が目に浮かぶと涙が出ちゃう。危険ですね。おセンチで(笑)。
- 佐々木
いやいやいや。
- 林
わりと厳しい社長と言われてますけどね。物事を決めるときはスピードが大事なので、年功序列による給与制度の改定もやりましたし、仕事に見合った賃金制度の改定もやりました。それから、4月1日に初めての女性マネジャーを3人抜擢しました。
- 佐々木
すばらしい。
- 林
チャンスを差し上げたら、彼女たちは人が変わったようになりました。今日は帰りに会っていってください。似てるんですよ、雰囲気があなたと。
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