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ビー・エム・ダブリュー東京株式会社 代表取締役社長
林 文子さん
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現場主義がすべて
- 佐々木
それで、社長になられてさまざまなことが見えてきたかと思うのですが。社員として仕事をしていた時に、ああだこうだと思っていたことが、見えてきた。それはやはり組織の全体像ということですか?
- 林
そうです。だからトップから下までが現場主義でなければ、ということね。現場主義がすべてなのに、マネジメントのどこかでそれが切れてしまっていてね。社長こそ現場の隅々に目が行き届いているのが普通のことだし、一番わかっていなければいけない。つくったものがどこで売られているか、ということを忘れてしまっているということだと思うんですね。直接販売から離れていても、お客さまの気持ちをいつも感じていなくてはならないと思います。
わたしは今も、定期的に支店回りをするし、支店でもトップとだけ話すのではなく、事務所の中で一人ひとりのスタッフと話をして帰ってきます。そんな一新米社長に深い話をされたらプレッシャーがかかり過ぎますけどね。でも、やはり声を掛けてわたしがどんな人間かをわかっていただいたほうが……。
- 佐々木
それは営業担当者にとって、大喜び、なことですよね。
- 林
わたしがどんな人間かをわかるとね、年初に事業計画を発表したときに非常によく理解できるんですね。人物像がわからないままだと、ピンと来ないのではないかなと。それはないですか?
- 佐々木
そうだと思います。
- 林
500人くらいの会社だとそれができますよ。だからわたしは非常に幸せな状況だと思うんですよ。大きな企業で、人が多すぎる場合は、経営幹部の方を同じようなマインドで育てていくしかないんじゃないかなと。
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