ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第4回 中谷 彰宏さん

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中谷 彰宏さん
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本気であること
- 佐々木
話を働く女性に移したいんですけど。結構人数は増えてきているけど、まだリラックスしてない人が多いような気もする。あきらめている人も多いような気がする。中谷さんからみて今の仕事を持つ女性ってどんなふうに映っていますか?
- 中谷
あの、今まさにおっしゃったようにリラックスしてない人、あきらめている人、本気じゃない人、たしかに存在するんですね。でも、僕はそれでいいんじゃないかな、と思うんですよ。それは男性でも同じで、そういう人たちはいっぱいいると思うんです。
つまり全員が同じモチベーションで働くっていう状況は不健康な状態だと僕は思うんです。そんなふうになる必要はまったくない。本気でない人がいてもいいし、本気でない人を雇う会社があるんです。
それは経営者の判断なんですね。本気の人に来てもらっちゃ困るという会社がいっぱいあるんです。本気でない人を使い回していきたいという会社が存在するんです。本気でない人はそういうところに行けるんです。
もし自分自身が本気になりたいと思ったら、その人はその日から生まれ変わるんです。本気に仕事をしたいのに、「上司が本気で使ってくれない」って、上司に対して文句、会社に対して文句を言っているとしたら、そもそも雇われた時、自分は本気じゃなかったんです。
本気じゃない人を求める会社は本気の人を絶対雇わない。本気の人を求めてる会社は本気じゃない人を採用しない。それだけなんですよ。だから、少なくとも今までは自分はそういう人間だったと考えることです。わたしはやる気があるのに上司にやる気がないということはあり得ないんです。
- 佐々木
本気な会社が、本気じゃない人を集めちゃった時はどうするんですか(笑)。
- 中谷
おのずと辞めていくんです。だから自分の周りにどういう人が集まってくるかで、自分の気持ちのテンションがわかるんです。自分が本気だと思っていても、入ってくる人が本気じゃない人ばっかりが入って来たら、自分が本気じゃなかったということです。そういうことです。
これ本当にうまくできているんです。スクールなんかでもそうなんだけど、生徒のカラーっていうのは先生のカラーと必ず一致するんです。それは辞めていただくんじゃないですよ。こういう生徒さんは、辞めさせなくても、勝手にいなくなるんですよ。それに合っている、目的に合っている先生のところへ、うまく分かれるんです。
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