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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第4回 中谷 彰宏さん

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4
作家
中谷 彰宏さん

「話してあげたい」

佐々木

多分百万回も聞かれているとだと思うんですが、たくさんの本を書かれてますよね。以前お会いした時に、講演でも本でも、同じことは書かないし、話さないっておっしゃっていて驚いたのですが。

中谷

ええ。今話している時でも、すぐ書いたことはできるだけ外して話しているんですね。最低限つなぎで必要な部分だけは話すけど、表現を変えているんです。退屈だから。

佐々木

それで毎月かなりの本を執筆されてますよね。

中谷

はい。本のネタは、なくならないですから。多分年間70冊か80冊ぐらいのペースだと思うんですよ。

佐々木

年70冊!って、どうやって書くんですか?

中谷

いや、要するにネタ自体がなくならないから、企画会議には何十本も出して、編集者がピンときているのを選んでもらいます。「いいよ、好きなのやって」って。とにかく、いやいや持って帰るのだけはやめてくれと。企画は無限にあって、どれを死ぬまでに切り捨てるかしかないんですよ。

佐々木

何が溢れてくるんでしょう。わたしは、一時期すごくいっぱい話したいことや書きたいことがあったんだけど、それがこう、波があったりして。本のお話をいただいても、「いいです」って断っちゃったりすることもあるんです(笑)。そういうのはないんですか。

中谷

ない。

佐々木

どうしてですか? 何が違う?

中谷

えっと、人間はコンピュータよりももっと高速で、いろんなことを考えて情報処理をしているんですよね。ボウリングで一球投げる間に考えていることっていうのはもう、それで1冊書けちゃうんですよ。その時、追い詰められていればいるほど考えるわけですよね。

マラソンで坪田先生に勝つにはどうしたらいいか、結局下見に1回しか走れなかった。ランニングのトレーニングは1年やるぞと言ってひとつもやんなかった。さあどうやって、と追い詰められた状況で、勝つための方法を50も100も考えるんですよ。そうした時に、無限のアイデアが出てくるんですよね。

佐々木

それは人生哲学みたいなものですよね。2歳と7歳の節目をはじめとして、中谷彰宏の哲学ができてくるじゃないですか。その基本はぶれないですよね。

中谷

ぶれないですね。ぶれさせられないですね。軸があるから楽なんですね。

佐々木

軸があって、その軸を強化していく。そういう追い詰められた時にそこに戻るわけでしょう。だけど本をたくさん生み出すということは、そこにまつわるエピソードとか、その表現の方法にクリエイティビティがあるということですよね。

中谷

遠足の作文を書きなさいと子どもに言ったときに、書けない子どももいるんですよ。ところが、体験の量は同じなんですよ。みな同じ遠足をしてるんですから。そこで、書ける子と書けない子の差は何かというのが、今、話していたことのテーマにつながってくるんですよ。

僕は前の晩の興奮で1冊書けちゃうんですよ。遠足に行ってないのに、その前の晩の興奮だけで、かなりのページ数書けちゃうわけなんですよね。同じように旅行しても、そこで感じているもの、見ているものっていうのは、一見同じようだけど、けた外れに違うということなんです。だから海外旅行してきても、同じ。

佐々木

それをまた、みんなに話したくなるというか。

中谷

そう、話してあげたい。「これおもしろかったなあ」という話をしたい。「なんかおもしろいことない?」っていう会話が一番嫌い。「このあいだこれがおもしろかったなあ」っていうのが好き。

ボウリング番組でも、一球投げるその一投の解説を1時間しゃべらせてくれるんならやる、と言ったりして。この一球がどんな意味があるのか、この一球の何が難しいのか。そうすると今までの試合の流れから、今頭の中で考えていることというのが、全部書ける。

山際淳司さんが『江夏の21球』※を書いたのと同じなんですよね。ボウリングの一球投げるときに、そこにどれだけのストーリーや物語やロマンを感じることができるか。そこに人生を投影させることができるか。独り言の世界なんですよね。

※『もうひとつの「江夏の21球」―1979年日本シリーズ、近鉄vs広島』(著者:佐野 正幸 (著)出版社:新風舎 価格:1,500円+税 ISBN:4-797-41696-3

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