ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第46回 原田永幸さん

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原田永幸さん
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勉強をしない時は、石を積まされた
- 佐々木
いま原田さんがマクドナルドでやられてることっていうのも、アップルでやられたことも、自分がやってもらって伸びてきたことの延長線上にあるんでしょうね。
- 原田
勉強は自分でやりたい時にやっていました。勉強しないで、ソフトボールとか水泳とかをやってると、親父にトラックに乗せられて、山の上に連れて行かれ、「勉強しないんだったら石をトラックいっぱい積め」って言われました。
- 佐々木
お父さんのお仕事、なんでしたっけ?
- 原田
養鶏場です。勉強をしない時は石を積む。
- 佐々木
それはなんか養鶏に必要な石なんですか?
- 原田
いや、関係ないですよ。私の教育のためにやったのではないでしょうか?勉強するんだったらしろ、しないんだったら仕事をしろ、石を積め、と言うわけです。学校へは行かないで山の上に連れて行かれ、真っ暗になるまで石を積まされました。石をトラックいっぱい積むには、もう夜中までかかるんです。そういう気の遠くなるような仕事をさせられたりしました。その後トラックの上に乗って帰りました。
- 佐々木
ただ積むんですか。
- 原田
そう。ただ積むという仕事をさせられました。……高校の時もいろいろ勉強しました。音楽活動も絶対にやめなかったのですが、3年生くらいになると、先生がテストの結果を見ただけで、ちょっといいと「はい、何とか大学」って言い、ちょっと成績落ちると、「なんとか大学」って言うんです。
そのことでは先生と大喧嘩をしました。「先生はテストの結果で、先生の意見で、俺の人生を決めるのか!」という調子です。それからは、物理と数学の試験は全部白紙で出し始めました。
- 佐々木
それも過激。高校3年で?
- 原田
3年生です。クラス全員が国立に行くほどの優秀なクラスだったんですが、私は、国立に行かない、先生の決めたコースには行かない、そう言いました。
13/20
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