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パク・ジョアン・スックチャさん
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時間=パフォーマンスは当てはまらない
- パク
たとえば、フレックスタイムは日本で全然うまくいっていないですよね。日本でフレックスタイムを導入すると、労働時間が後ろにずれますでしょ。フレックスを導入して、大多数の社員の時間が後ろにずれるっていう国って、日本以外他には知らないです。
- 佐々木
後ろにずれるって、ダメですよね。わが社は年々前倒しにしているんですよ(笑)。朝型をすすめているんです。
- パク
それ、本当に?
- 佐々木
ええ。だってね、後ろにいっても生産性は高くないしね、メンタリティにも悪影響。
朝のほうがずっと気持ちがいいし、生産性高いと思うから。それと、私としては夜の時間は個人で使ってほしいから。パーソナルライフ、ということです。
- パク
そうですよね。80年代以前までの、高度成長期は、とにかく長く働いた結果でしたわけですよね。ものは1時間に10個作れます、じゃあ、「10時間働けば100個作れるね?」って上司から言われたら、イエス、私は作れると。
ところがIT時代になると頭脳労働ですよね。1時間に10個の素晴らしいアイデアができました。じゃあ、上司は「10時間働いたら100個のグレートアイデアをだせるか?」って言った時に、ノーですよね。
だから、時間=パフォーマンスなんてことになりえないんですよ。にもかかわらず、日本の場合は長さで評価して、週末出てきて夜遅くまでいる人の方が評価されてしまう。朝来ても、誰も見てない時に来て仕事をしても評価にならない。
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