ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第60回 大沢 真知子さん

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大沢 真知子さん
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何を大切にして生きるか
- 佐々木
両方みんな欲しいんですよね。でもデンマークの場合は、税金から含め国のあり方全体でつくられていますね。今の時代、情報過多になっていますが、細かいことを調べずに、デンマークのライフスタイルも一面を見せられて、いいなって思うわけですよ。
- 大沢
そうですね。本当にね。
- 佐々木
一方で、アメリカで女性管理職が増えてきたっていうと、みんないいなって思うわけです。それで、両方欲しい。
私は理想主義者ですから、ぜひ、わが社が第一号くらいになりたいくらいに労働環境を整えていきたいと思うけれど、そのためには、働く側の意識も変わらないとなりませんよね。価値観やライフスタイルが変わっていかないと、ちょっと難しい。
- 大沢
生き方、ですよね。ワーク/ライフ・バランスっていうのは、何を自分が大切にしているのかっていうようなね。
- 佐々木
デンマーク女性たちは、どのように今のようにシフトしていったのでしょうか。男性や企業も。
- 大沢
1つは、日本と違って、税金がすごく高いから、それほどガンガン働こうっていうモティベーションがないんだと思う。管理職になって能力を活用して、っていう方向よりも、専門職が中心なので、自分の仕事をこなして、ある程度生活できるなら、自分の時間を大切にして男性も女性も働くようになってきた。時間っていうものの価値が高まっていったんでしょうね。
- 佐々木
太陽もすぐに沈んじゃうから、時間大切だろうし。
- 大沢
そういうところもあるかもしれないわね(笑)。
- 佐々木
デンマークの企業はそれでもきちんと利益を上げているんですか?
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