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大沢 真知子さん
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女性管理職を増やすためのノウハウ
- 大沢
オランダのある女性の例です。中間管理職なんです。かなりできる人だと思います。彼女は子どもが2人いて、週4日働いていますが、彼女にとって仕事を辞める選択っていうのはなかった、って言うんですね。もう自分は40まで独身だったし、ずっと仕事をしてきたし。辞めるチョイスはなかったけれども、週4日っていう選択肢を会社が認めてくれたので、自分は子どもとのハッピーな生活も楽しめるのよ、って。
そういうチョイスがあることによって、女性が自分の人生に抱くイメージっていうのが変わるんじゃないかっていうことなんです。それを変えていくことが今日本で非常に重要なんです。なぜ短時間勤務が選べるかっていうと、自分が会社にとってかけがえのない人材であるから、それでもいいからいて欲しいというように、会社に望まれる人材なわけですよ。だからそう言った、そこまで交渉できる力を自分で得ていく、そのために……。
- 佐々木
今日本で想像している3日間のパートは昇格する術もない、チャンスもない。でも、若い頃にある程度ちゃんと働き、学び、手に職があったり、人格が育っていれば、選択として短時間になっても、上の地位に上がったり給料が上がったりすることも可能ということですよね。
- 大沢
そうですね。最終的な決め手っていうのは労働時間ではなくて、どれだけの付加価値を生みだしそれを会社に与えたか、っていうことですよね。だからそれを本人が、自分がこれだけ会社に貢献してるんだっていうことを、自信を持って言えたら、労働時間がどんなに短くても、会社に何時間もいなくてもいい。それが目指すべき方向で、それをやっぱりワーク/ライフ・バランスっていうんですよね。
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