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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第60回 大沢 真知子さん

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60
日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科教授
大沢 真知子さん

想像と異なるアメリカ女性の実像

佐々木

10カ国1つ1つお伺いしたいところですが、今日は特にそれを4つのグループ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアそして日本と分けて話が聞けたらと思います。引き続きアメリカですが、アメリカでは今、女性が置かれている立場や、企業の女性雇用などに関しては、どういうステージにいますか? 

大沢

アメリカの問題っていうのは常に、持つ者と持たざる者の格差というのを解消しきれていないっていうところがあるんですね。中間層があまり強くないんですよ。女性の中で、本当に能力が活用された人、チャンスを得た人はヨーロッパの国よりもアメリカに集中していると思います。

取締役の中の女性比率などを見れば、やはりアメリカが一番多い。でも社会制度の面で、基本的には市場が介入しないということですから、保育所の利用料とか、非常に高いですね。

佐々木

そうですね。アメリカの女性たちに日本の育児休業制度や保育園の安さはうらやましがられます。

大沢

女性の参画ということで、教育の機会ということでは平等化されたけれど、その後にじゃあ、女性がどうやって労働市場に参加していくのか、っていう段階になると、能力があって所得が高い人は、いいサービスを自分で購入できるけれども、そうじゃない人たちは、やはり家庭と仕事の両立に悩んだ。格差を縮小することができなかったんですね。政府のリーダーシップのとり方がここに影響を与えていて、日本がこれからアメリカを真似ていくとすると、アメリカ以上に格差の拡大を進めてしまう可能性があると思います。

佐々木

そう思いますか?

大沢

思いますね。そこで一番私が気になっているのが、パートタイマーとか派遣の問題です。労働条件の面で不利になっていて、そこに男性が入ってくるわけですよね。だからどうしても、格差は拡大すると思います。

佐々木

アメリカは確かに、保育施設は国単位ではなくて各企業が積極的に支援するというスタイルですし、制度も州ごとですよね。先日アメリカに行ったときに、日本では24時間の保育園や、夜9時10時までっていうのがあるんだ、と話したら、みんな目を白黒させてびっくりしてね。

アメリカはみんな5時6時で終わると。それが、子どもの健全であり、親として、どんな仕事についていても、5時6時には迎えに行くんだ、って言って。このあたりは、たぶん日本の女性たちが想像していないアメリカの姿だと思うんです。

大沢

そうですね。

佐々木

アメリカっていうと、みんな女性が自由に働いていて、子どもも預けて、安くていいサービスがあって、ちょっと日本は遅れているけれど、アメリカはもう理想の地位に到達している、って、想像している気がするんですけれど、そうでもないわけですよね。

大沢

問題は日本と同じだと思うんです。日本のほうが労働時間が長いっていうことはあると思うんですけれど、課題として抱えている問題は同じだし、やっぱり仕事か家庭かどっちを優先するのかっていう問題は万国共通、みんなが抱えている問題だと思います。

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