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木村 佳子さん
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FP:ファイナンシャルプランナーを有効に使ってないのかな
- 佐々木
投資の専門家として著名になると、木村さんのところに、どこに投資したらいいですかっていう質問など、いっぱい来るんでしょう? ファイナンシャルプランナーって30万人くらいいると聞きました。多くの人が興味のある資格のようですが、ちょっと説明していただいてもいいですか。
- 木村
そうですね、よくご相談を受けます。
- 佐々木
でもそれが仕事だから、立ち話では教えられないだろうし。きちんと有料でサービスを受ける方はまだまだ少ないですか?
- 木村
ええ。事業のオーナーの方は、予約を取ってご相談にいらっしゃることが多いですね。
そもそもファイナンシャルプランナーは、1)相続・贈与・事業継承、2)不動産運用設計、3)金融資産運用設計、4)年金・リタイアメントプラン、5)保険とライフプラン、6)税金というふうに大きく分けて6分野の勉強をして、試験を受けAFPや上級資格のCFPになるんですね。
国家資格としてFP技能士1級、2級もできましたので、それにもチャレンジできます。ですから資格を取った後は、日常業務として相談業務をなさる方もいらっしゃいます。
- 佐々木
FP、ってひとくくりにして考えていたけれど、国家資格の方もいらっしゃるんですね。それで、木村さんは…?
- 木村
AFP、CFPと資格を取って、国家資格の1級FP技能士の資格も取りました。
- 佐々木
すごいです!
- 木村
それと私は株式などのチャート分析の専門家を育成する日本テクニカルアナリスト協会にも所属していて、株式評論がベースのアナリスト、マネーアドバイザーのようなスタンスですが、FP単独資格でフリーランサーとして活躍されている方もたくさんいます。会計士、社労士、税理士などベーシックな資格をお持ちでさらにFP資格をプラスして、という方もいらっしゃいますね。
でも、相談者からいただく相談料だけで生計を立てている方はまだまだ少ないように思います。原稿を書いたり、講演で講師をしたり、ちょっとマネータレント的な要素も持って複合的に仕事をしていかないと難しいんですよね。
どんな職業にも言えることですが大量生産されたFPが社会で活躍し、必要とされるには、いかに相談者のニーズに的確に応えられるかどうかにかかっていると思うんです。自分でニーズをかぎ分け、必要なスキルアップを図り続けることが生き残りのポイントだと思います。
- 佐々木
名前が知られて信頼感がある人のところに相談に行く傾向も出てしまいそうですけれど、とにかく相談する側も、見分けなくてはいけない、ということですね。
- 木村
相談される方は、実務に強く、よく話を聞いてくれるFPを協会主催のイベントなどで見つけるといいですね。
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