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木村 佳子さん
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白鳥も、水面下は……
- 木村
男社会の中には7人の敵がいるというじゃないですか。実はオンナにもたくさんの敵がいるんですよね。女性経営者として成功した社長が「私は白鳥」って書いていた。水面上では美しい白鳥。でも、水面下では脚はひと時も休んでいない。思いっきり水かきしているんだと。そうやって生きてきたのが私なんです、って。
- 佐々木
経営者みんなそうかもしれませんね。
- 木村
そうですね。でも社長はゲルダだから、そうは見えないんですよ。なんか、スイスイスーイと行っているような気がするんです。
- 佐々木
必死でかいているんですよ!
- 木村
うそうそ。私はその経営者の言葉に非常に励まされました。美形ではないし、胸が大きいわけもない。運動神経もいまいち。ダンスも振り付け覚えられない、歌も音感が今イチ。消去法でいくと、そんなに自分の生かし場がないんですよね。
- 佐々木
そうやって、これはダメ、あれはダメって思ったときに、得意だったこととか、この趣味を続けていこうかみたいな考えはあったんですか。
- 木村
そうですね。現場をさばくのがわりとできると思っていたので、現場に行きたいと思っていたんですよ、ずっと。
だけど、私、英語ダメですし、テレビなどの映像で画面に映りこむと、女子アナの顔の小ささや顔の要素の黄金比率を私が強調しに行っている、みたいな感じになるわけです。向こうのお顔の小ささを、私が1.5倍の顔の大きさで引き立てている、みたいなね。テレビの世界では、早い時期にお仕事をいただいたこともあったんですけれど、あんまりテレビ向きじゃない。でも、ラジオって、顔が映らないじゃないですか(笑)。それで、まずラジオで花が開きましたね。
- 佐々木
インターネットでも、オンデマンド放送をされてますよね。
- 木村
ええ。ラジオで、13年間1つの番組が続いたりとかして。全国放送ですから、ラジオで結構、良かったですね。
- 佐々木
木村さんは、お話しが面白いし、リズムがあるし、確かにラジオは楽しそうですね。でも中学のときに、これはラジオで行こうとか、株で行こう、とか、決めたわけじゃないですよね。
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