ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第65回 竹田 圭吾さん

65 |
竹田 圭吾さん
|
|
|
記者でなく、編集記者
- 佐々木
先ほど、「記者ですか?」って伺ったら、「編集記者です」っておっしゃったのですが、記者というのは、つまりはインタビューをして書いてくる人で、編集とつけられたのは、それをぴちっと仕上げる、商品になるほどに直すこともしましたよ、という意味ですね。
- 竹田
ええ。アウトプットに近いほうの立場で仕事をするときには、やっぱり編集者になります。
自分で書かない。取材にも行かない。こういう記事が欲しい、こういう写真が欲しい、こういう特集にしよう、ということを考える。それを取材してきて、文章を書いたり写真を撮ったりするのは別の人がやる。まあ、専門誌の場合はほとんどの人が両方やる。普通、雑誌って言ったときは、編集者というほうが多いんですけれど、僕がやっていたのは記者の仕事も半分くらいだったんで。
- 佐々木
だから面白かった、というか。
- 竹田
まあ、いま思えばそうですけれどね。編集だけやるのも面白いんですよ。ただ僕は、それだけっていうのはちょっとつまんないな、と思っていて。
- 佐々木
編集がうまいというのは、結局は現場をどのくらい踏んだかという、その経験もあるんじゃないかな、と。
- 竹田
僕はそれは違うと思うんですよ。
- 佐々木
違うんですか。関係ない。
- 竹田
ええ。関係ない。基本的に全然違うセンスが必要です。スキルとしてもそうですし。だから現場を知らない人のほうがいい編集者だ、っていうケースもままあるんじゃないんですか。
12/26
|
 |

|
|