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竹田 圭吾さん
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ニューズウィークに転職
- 佐々木
で、93年からニューズウィークですよね。1回だけ転職。
- 竹田
そうですね、1回だけですね。幸いにして(笑)。
- 佐々木
で、ニューズウィークにはどうして。つまりなぜ、専門誌を辞めて、ニューズウィークに。
- 竹田
教職やめたのと同じで、専門誌はやっぱりどちらかというとクローズドな世界なんです。野球もラグビーもバスケットもみんなそうですけれど、スポーツって1年のサイクルがあるじゃないですか。毎年毎年、基本的には変わらないわけです。何月にスーパーボウルがあって、何月に日本選手権があって。来年のことも再来年のことも予測できてしまう。もちろん、入ってくる選手やそれぞれのチームの状況は毎年変わりますから、それで何か面白い題材を見つける楽しみというのはあるんですけれども、それにしても、たった1つのスポーツで、同じサイクルで動き続けることで自分が慢心してきてしまったというのがひとつ。
- 佐々木
6年くらいで区切りがついた、と。
- 竹田
もう1つは、やっぱり雑誌づくりが自分に向いていると自覚したんで、どうせなら別な刊行サイクルの雑誌も経験してみたい、と。月刊誌以外で。
- 佐々木
向いているというのは、どういうことで自覚されたんですか?
- 竹田
端的に言うと、やってて楽しいというか。
- 佐々木
楽しい。それで、まったくリズムが違う週刊誌に。
- 竹田
たまたま、ですけれどね。それがだから、たとえば季刊だったり、隔週でもよかったかもしれません。たまたまそのとき、『ニューズウィーク日本版』が募集をしていて。で、刊行サイクルも違うし、ありとあらゆる事象を扱っているという。これは両方ともかなっているな、と。で、応募したら採用してもらえた、ということですね。
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