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服部 幸應さん
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8歳まで、の大切さ
- 服部
食生活を通しての人間教育、これは絶対必要だと思うんですよ。あ、子どもを叱るとき、手の甲、お尻、これ以外は叩いちゃだめ、って。どこ叩かれます?
- 佐々木
お尻ですね。
- 服部
お尻。手の甲はね、思いっきりではなく、てんてん、って叩くんですね。お尻はもう、ばしって。ところが日本の親を観察したら、頭たたくはビンタ張るは、蹴りまで入れる人いるんですよ。
- 佐々木
そう、コンビニの前で頭とか顔をぶっている親を見ることがあって、私ね、近くまで位って「ちょっと、頭は痛いんじゃないかな?」とか、「危ないわ」とかって、うるさいオバさんになってるんです。
- 服部
「ダメだ」って言わなくちゃ。
- 佐々木
そうですよね。
- 服部
それも、何歳までやりました?
- 佐々木
私、お尻はもう上の子は叩かないですね。下の子は叩くことあります。
- 服部
実はね、8歳までに叩き終えなきゃいけない。
- 佐々木
叩き終えなきゃいけない(笑)。
- 服部
というのは、ぼくは脳の研究をしていたんですけれど、人間の脳って、10歳で完成なんですよ。8歳から10歳までの間に、好奇心を持つんです。で、脳細胞と脳神経がものすごく発達するときなんですね。そこで、8歳のときに、なんでだろう、なぜかしら、と思うようになるから。こう思ったときに叩いたらダメなんです。
ところが日本の親を観察したら、12歳になっても14歳になっても、18歳になっても叩くんですよ。だから、寝ている間に復讐にあうんです。子供の。
- 佐々木
そうですよね。本当よね。
- 服部
ということも、先ほどからぼくは申し上げているように、8歳までにしつけ、20歳までは、子供の食生活を、親としてちゃんと見てあげる義務があります。
西洋の子供たちは、ちゃんと席についてるでしょう。日本の子なんて、あんなずっと座っていられないですよ。そのへんグルグル走り回ってますからね。
- 佐々木
はい。うちの子供がレストランに行ったときには、先生と会わないようにしないと(笑)。
- 服部
まあある程度、方向性として、いいこと悪いことのしつけを、親が知ってないとダメっていうことです。
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