ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第68回 服部 幸應さん

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服部 幸應さん
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食事内容で、病気知らずのグループと半分死亡のグループに
- 佐々木
どう違うんでしょう。
- 服部
そこで、大きな実験をやったのです。1,000匹ずつ、A・B・Cと3つのグループに分けて、それこそAは、マクロビじゃないけど、玄米と根菜だけを食べさせるだけのネズミ、Bは肉と魚とご飯を食べさせる。野菜はAの半分。Cは、パンと肉中心でソーセージまで含めて、加工品まで食べさせる。
そして、人間の年で60歳まで飼ったらどうなるかというと、ネズミの60歳というのは2年7カ月なんです。
そうしたら、Aの1,000匹は、1匹も病気出ず。みんな元気。そしてちょっとお腹を減らしている状態。Cは、2年7カ月までの間に、200匹死にました。残りは全部病気だったんです。
- 佐々木
うわー、分かりやすいですね。Bは?
- 服部
分かりやすいでしょう。ちょうど真ん中のBが、日本人と同じ食生活。半分病気でしたよ。半分健康。面白い結果が出ましてね。だけど、これをみんなに言うとね、Aのような、そんなまずいもの食いたくない、って言うのね。だけれどやっぱり、先ほどね、玄米を召し上がっているっておしゃってたでしょう。あれは、すごくいいことなんです。日本人のカラダにはね。
- 佐々木
私なんか、人よりも腸が長いって言われますから(笑)。
- 服部
腸の長い方っていうのは、まさにそういうのが向いているの。高タンパク・高脂肪を食べると、腸の中でがんを発生するようなイニシエーターに変わっちゃうんです。腸が長いということは、いわゆるとどまっている時間が長いんです。
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