ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第68回 服部 幸應さん

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服部 幸應さん
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日本人には、日本食がいいですか
- 佐々木
日本人が食べるときは、やはり日本食がカラダに合ってるっていうことですか。
- 服部
そうですね、様々な調査をやっていて分かるんですけれど、ハワイで、一世、二世はだいたい日本人と同じような病気になるんですよ。ところが三世以降はね、いわゆる現地の人と同じようになるはずだったのが、面白いことが起こったんですよ。
三世、四世を調べてみると、糖尿病の発症率が、アメリカ人1に対して、日本人が6.4倍にもなっているわけですよ。何でだろう。で、今度また調べ始めた。おかしいじゃないか、同じものを食べているのに。
そうしたら、我々日本人の腸の長さが、6〜70センチ長いんですよ。
- 佐々木
聞いたことあります。
- 服部
どうも日本は、縄文時代から現在までに122回飢餓があったというのが、地層学で分かるんですよ。お米とか穀物がとれなかった年というのがあるわけです。豊作だった年とか分かるんです、地層で。
ところが、ハワイとか常夏のところにいた人やアメリカ本土から来ているアメリカ人、彼らは縄文時代から見ていると、飢餓の年がそんなに何回もないですね。で、日本人の10分の1くらいしかない。
日本人は、来年悪い年が来るかもしれないというDNAが働いていって、食べたものみんな吸収しちゃうんですよ。次に食べられないかもしれないという恐れで、脂肪としてため込んでしまうようです。それが分かった。
- 佐々木
本当に?
- 服部
だから面白いなと思ったの。日本のネズミと外国のネズミは、また違うんですよ。
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