ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第69回 藤沢久美さん

69 |
藤沢久美さん
|
|
|
未来が知りたくて、投資運用会社に
- 藤沢
未来が知りたかったからなんです。小学校の頃にベートーベンの自伝を読んだんですよ。そうしたら、そこにベートーベンのデスマスクの写真が載っていて、人が死ぬっていうことを初めて実感したんです。それがすごくショックで。「私、死んじゃうの?」って。
それで父親に「私は死んじゃうの?」って聞いたら、「死ぬよ」って言われて、すごくびっくりして。「じゃあ私、死んだ後ってどうなっちゃうの? 世の中は?」って思ったんですね。だから、できるだけ早く、できるだけたくさん、未来が知りたいって思った。で、結構、占いとか好きになって。
- 佐々木
未来が知りたいってところまでは、私も結構似ているかもしれないけど、私、占いにはいかなかった(笑)。
- 藤沢
占いとかに行ったりしてね。で、数学やっていると、シミュレーションとか予測とかっていう世界があるって知って、おもしろいなって。だから、「未来を予測する仕事をしたいな、じゃあ就こう」って。それで、一番大きいものをね……世界を予測するのは証券アナリストだと思って、投資運用会社に行ったんです。佐々木さんも、未来が知りたかったんですか?
- 佐々木
未来、興味がありましたね。自分で作りたいと思いました、未来を。通訳をしているときにね、未来を予測するマーケティング会社のフューチャーアナリストみたいな人の通訳とかがあってね。企業に提案するわけ。「2〜3年後には、時代はこうなって、ライフスタイルはこんなふうに変化するから、今からこういう商品を作ったらどうだろう、売ったほうがいいですよ」とかね。その話がすごく面白くて、「私もそういう仕事をしたいな」と思ったの。今、イー・ウーマンの仕事として、少し、そんなこともしていますけど。
- 藤沢
女性の未来、女性の未来と女性の社会を作っている感じ。
6/26
|
 |

|
|