自分の生き方を持って、社会に働きかけていくライフスタイル

佐々木

藤沢さんのお仕事は、ソフィアバンクのパートナーのおひとりとして社会起業家のメッセージを伝えたり、投資の面白さや社会的意義みたいなものを問うということなんですね？

藤沢

そう。だから、究極は「一人ひとりの人が、自分の生き方をちゃんと持って、それで社会に働きかけていく」っていう、そういう生活スタイルを持ってほしいと思っています。

ただ、そんなことを言っていても、「へえー」って言われるだけなので、具体的に「投資」っていうキーワードを使って、それを働きかけるんです。また、投資をする時には必ず「される側」があるので、経営「する側」に対しては、中小企業やベンチャー企業の人たちに「こういうふうにやったらどうですか？」って言いながら、その人たちがビジョンを発信してくれるような仕組みというか、仕掛けを作ったりね。

で、そのためにメディアっていうものをどう使うか。「テレビを使う」、「ラジオを使う」、「雑誌を使う」、「新聞を使う」っていうのもあるし、「自分がメディアになる」っていう発想もあるし。

だから、目的はあるけど、やってることは、それに沿っていろんなことをやっているように見えると思います。