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橘・フクシマ・咲江さん
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新ポジションで成功していただくために、コーチをつける
- 佐々木
社長さん、幹部、取締役のポジションで入社された方が成功されるようにフォローするというのは、メンターのような役回りを果たすということですか?
- フクシマ
そうですね、かなりそれはあると思います。うちはコーチングも行っているんです。入られた方が、素晴らしい方だけれども、ずっと日本企業で仕事をされてこられて、外資系に慣れていないとか、そういういろんな要素があることもありますから。
我々コンサルタント自身がコーチの役割を果たすことも結構あります。ご本人から話を聞き、クライアントさんからお話を聞き、どこかすれ違っていないかということを見させていただきます。少なくても最初の半年くらいは、かなりこまめに。それが重要な部分なんです。ほかにも、プロのコーチとアライアンスがあり、お願いすることもあります。
- 佐々木
たしかに、人を紹介して「さよなら」という会社も多いですし。それでフィーを取るけれど、実際、その人は新会社で上手くいかない。両者にとって「話が違う」という場合もありますからね。
- フクシマ
ええ。我々が一番困るのもそれなんです。やはり話が違うというのは、どちら側にも困るんですよね。特に私どもの場合はリテイナーで、事前にフィーをいただいてから探していますから、無理やり合わない方を入れるインセンティブはないんですよ。
いわゆる成功報酬でやっていらっしゃるところが大変なのは、入っていただかないとフィーが入らないということです。だからその分どうしても、ビジネスのシステム上、入れるインセンティブを持たざるをえないんですよね。そのへんは、逆に言えば我々のプレッシャーです。だからこそ、いい仕事をしなきゃいけないという。
12/25
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