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橘・フクシマ・咲江さん
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アメリカでは、だいたい3 〜 4カ月
- 佐々木
長期的に契約されている企業が多いと伺いましたが、企業からエグゼクティブを探すようサーチの依頼を受けてから実際にご紹介するまで、っていうのは、どのくらい期間がかかるものなんでしょう?
- フクシマ
長くお付き合いしているところですと、十何年間で、六十何件のお手伝いをしています。そうすると当然、1,800万以上の案件だけではなくなりますので、ミニマムフィーは一応、年収1,800万をベースに設定をしていますが、1,500万くらいの方もお手伝いしております。
我々の場合、案件ごとにリテイナーをいただいているので、そのポジションごとなんですね。長くかかる時だと本当に1年以上かかったりします。ただ、フィーの体系期限が3カ月なので、それ以上延びると全部持ち出しになりますから、我々としても早く終了したいというインセンティブはあります。
- 佐々木
リテイナーと言っても、ずっと毎月続くのではないのですね。
- フクシマ
はい、違います。予測年収の35%を3回に分けていただくんです。ですから一応、3カ月しか払われていないので。フィーのミニマムは600万円ですから、1,500万円の予測年収でもミニマムはいただきます。
- 佐々木
たとえば1,800万だと、35%だから約600万。
- フクシマ
はい。なぜ3カ月かというと、アメリカのスタンダードがだいたい3〜4カ月で決まるんですね。ただ、日本の場合は、どうしてもそれ以上かかります。
- 佐々木
そうでしょう。それにアメリカと日本では、エグゼクティブ市場にいる人の母数が違うっていうこともあるでしょうし。
- フクシマ
母数も違いますし、アメリカですと、「コーン・フェリーです」って言って電話をかけると、翌日、そのエグゼクティブの方がレジュメをもってオフィスに来てくださる、っていうことです。
- 佐々木
一流のエグゼクティブサーチから、ついに自分のところに、ということですね。「電話、待ってました!」っていう(笑)。
13/25
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