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橘・フクシマ・咲江さん
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たとえば、買収の案件があったとして
- 佐々木
咲江さんの頭の中をのぞかせていただいているようで、とっても興味があります。具体的には、あの人の発言、この人の発言など、手元でメモを取って、自分の中で論理をまとめるってことはされますか?
- フクシマ
それはあります。言っていらっしゃることに対する反応というのは、ひとつひとつが、その時その時の思いつきですから、次々に思いついては、どんどん消えていってしまいます。それで、書くようにしています。
だから、たとえば何か買収の案件があったとして、「これはやるべきだと思う」という意見があった時に、その理由が、「シナジーがある」ということだったとします。なかったら、特に、このビジネスにいない方から見たらそう見えるかもしれないけれど、我々のビジネスからみると、実際にはオペレーショナルの点でも「こういう問題が出てくるだろう」っていうようなことが、ふっと頭に浮かびますよね。そしたら、それをちょっと書いておきます。
で、それを見ながら他の方が言うことを聞いていく。そうすると、だいたいその周りに問題みたいなものがパラパラと集まってくるんですね。時にはそれを図みたいにして、聞きながら、「ああ、これは、これと、こういう関係になっているな」と見るんです。
それで、私がなぜ納得できないのか、つまりなんとなく気持ちが悪かったかがわかってくる。たぶん、我々のビジネスに対するひとつの特徴……人間がどういうふうにモチベートして動いているかというような視点がまったく欠けてるから、なんとなく座りが悪いんだと気づいたりするんですね。このへんは論理より感覚の問題なんですね。
つまり、なぜそう感じるかっていうことを、皆さんの発言を一片、一片を整理してみると、つながってきて、この理由だったなって、わかるんです。
- 佐々木
図にしたり、なさいます?
- フクシマ
たいてい、細かく、丸を描いたり、三角を描いたりして書いてます(笑)。
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