ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第74回 橘・フクシマ・咲江さん

74 |
橘・フクシマ・咲江さん
|
|
|
外資系は、30年間、相手にされませんでしたよ
- 佐々木
イー・ウーマンは、ここ何年かで、やっと一歩二歩、歩き出したかなって、そんな会社なんです。女性たちから信頼を得ることができて、メディアや経営の中核にいらっしゃる方からも注目していただけるようになったと思うんです。でもまだ「世の中を動かしている」っていう感じが私の中になくて。
経済界を牛耳っている方々の視点や物差しのなかでも評価されるくらい、少しは引っかかるくらいにならないと。まったくリング外で、どんなに自分たちが満足してそこで人気や信頼があっても、大きな意味での社会変革にならないんじゃないか、っていう、そんな思いがあるんです。
- フクシマ
おっしゃっていることはよく分かります。ただ、我々のような外資系も、それこそずっとリング外で、三十何年くらいね(笑)。
ようやく、同友会だとか、そういうところに入れていただいたり、直接投資が42倍に10年間で増えたりして、外資系というものの価値がやっと認めてもらえるようになったということです。
プライベート・エクイティ・ファンドの参入とか、ゴーンさんのような方が出てきて、日本の社会を動かす中に外資系がようやく参加、入ってきた形ですね。ですからその意味ではたぶん、おっしゃっていらっしゃることと同じだと思うんです。
でも、少しずつ変わるかなという気もするんですよね。同友会も、一生懸命、若いアントレプレナーの方を入れたりされていますし、ビジネスのパラダイムそのものが、昔のような重厚長大からサービス業界に移って、全体が変わってきています。
そういう意味では、佐々木さんがやってこられたようなことは、もっと宣伝をしてもいいかと。特に、国際女性ビジネス会議などは、本当にあそこまで大きくされて、参加した人たちが成長して、いろんな重要な地位についていますから、十分に貢献されていると思います。
21/25
|
 |
|
|