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株式会社バリュークリエイト パートナー 公認会計士、米国公認会計士
三富 正博さん
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日本の、すごい可能性に気がついて
- 三富
そう、大人になったんだと思う(笑)。それで、「ああ、日本っていい国だな」と思えてきた。でね、なんで日本に帰ろうかと思ったかっていうと、アメリカが今度ね、絶好調になっちゃったんです、経済が。で、日本が絶不調になってきたんですね。そのときに、「ああ、これからは、日本がすごく面白くなるんだな」というふうに、なんか、心が変わっちゃったの。で、日本に帰ろうと思ったの。
- 佐々木
(笑)それは2000年ですよね? 何歳ですか?
- 三富
あのときは……36〜7のときですね。
- 佐々木
36〜7で急に大人になって(笑)、「日本に戻って、この、絶不調の日本に三富が必要だ」と?
- 三富
いや……。っていうかね、当時「日本は駄目だ、悪い」と言われてたんだけど、日本の外から日本を見ていると、「すごく可能性がある国だな」と思ったんです。なのに、日本にいる人があんまりその価値を感じていないんじゃないかなと思ったんで、「これはもったいない」と。「これはもう、日本に帰るしかない」と思ったんですね。だから日本に帰ってきたんです。でも、ベンチャーに入ったら、大失敗しちゃった(笑)。
- 佐々木
ちょっと悪い選択をしてしまったと。でも、大きな会社じゃなくてベンチャーに入ろうと思ったのはなぜ? これだけの経歴があれば、もう、引く手あまただったでしょう?
- 三富
そうですね。実は、外資系のCOOかCFOにならないかっていう口はあったんですね。でもね、それだとちょっと、型どおりのキャリアだったので、もっと面白くなりたかったなっていうのが一つありますよね。あと、入る前はね、そのベンチャーがすごく魅力的に見えたの。外から見たら(笑)。でも入ったら腐っていたわけ。
10/28
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