ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第76回 三富 正博さん

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株式会社バリュークリエイト パートナー 公認会計士、米国公認会計士
三富 正博さん
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最初、順調じゃなかったんです
- 三富
いやいや、順調じゃないですよ。順調じゃなくて、最初は想いがあって始めたんだけども、佐藤はアナリスト、僕は会計士なんで、二人ともそれまでのお客様に「キャッシュフローが大切だ」と言っていたわけだから、キャッシュフローを大切にするようにビジネスを始めたんです。そしたら、「ワクワクすること」と「できる」っていう二つの軸で考えると、できるんだけどワクワクしないところに行っちゃったんですね。キャッシュ取らなきゃいけないからワクワクしていないんだけど、できるところにいた、と。
そうしたら、最初2件ぐらいはお客さん取れたんだけど、それからお客さん取れなくなっちゃったの。で、はたと困っちゃったわけ。キャッシュフローは、どんどん、どんどん、悪くなって。常にね、3ヵ月後ぐらいには会社がなくなるっていう状況だったわけ。もう本当に、困っちゃったんですね。
でね、あるとき、「もういいや」と思ったの。「もう、二人で出資したから、誰に迷惑かけるわけでもないし、もう潰れちゃっていいな」と思って。開き直ったわけです(笑)。
- 佐々木
いくらの資本金だったんですか?
- 三富
1,000万円。500万円ずつ出してね。で、「もう会社潰れてもいいから、最初の自分たちの想いに戻ろう」って言って、自分たちのやりたいことをいろんな人たちに言っていったんです。そうしたら「そういうふうに思っているんだったら、こういう人と会ったらいいよ」っていうふうに、人を紹介されたのね。で、人と話をしていたら、「ああ、それは面白いから、ぜひ相談に乗ってください」って仕事になってきちゃったわけ。
- 佐々木
仕事になってよかったですよね。「お友達は増えたけど、仕事にならない」ってパターンもありそうじゃない(笑)?
- 三富
そうそう、だからね、非常に恵まれてて、それが、仕事になったんです。お金が入ってくるようになって、だから会社が回り始めちゃったんです(笑)。
- 佐々木
で、いま幸せで(笑)。
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