ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第77回 石倉 洋子さん

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石倉 洋子さん
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専門性っていうのは、武器
- 石倉
全然例が違うのですけれど、男の人がやってきたことを、女の人がこれから後追いしようというのは、あまり意味がないと思います。私は。世の中変わっているのだから、違う切り口から攻めるのが良いですよね。横に切るのと、今までの男性の仕事、女性の仕事の区分は同じような話だと思います。
だから今から、男の人と同じにやろうというより、違うアプローチでやるのが時代にもあっているし、良いと思います。後追いしようとすると今までの歴史があって、ずっと水をあけられているから、いつまでたっても追いつけない可能性があるし、体力もないと疲れるじゃないですか。そうではなくて……。
- 佐々木
まったく違う視点で。
- 石倉
そうそう。「横割り」で考えようというのと同じです。
- 佐々木
そうか、それはでも確かに、得意中の得意だと思います。
- 石倉
そうそう、佐々木さんは、横割りは、得意中の得意でしょう。そうだと思いますよ。専門性っていうのは、ある決まったものではなく、個人の「武器」になれば良いのです。
- 佐々木
専門性って、違うんですか。専門知識とは限らないんですね。「あの人しかいない」って言わせる、というのは、そうか、そういうことか。
- 石倉
そうそう、今まである専門分野に限らないのです。こういうことをやらせたら佐々木さんしかいない、ということだし、それを周囲が分かっていればいいわけ。みんなというか、重要な人が。
- 佐々木
重要な人が、何かアサインしてくれたり、名前を推薦してくれたり、っていうところに入ってくる人物になれ、ということですよね。
- 石倉
そう、そういう話です。だから、重要な人たちが、こういうことをやりたいのだけど、誰がいいかな、と考えた時に、必ず佐々木さんがそのリストに載っている、と良いわけです。さらに「横割り」に名前がつくと、もっとわかりやすく、新しい「プロ」らしくなっていいんですけど。まあ新しい名前は、すぐ思いつかなくてもアイディアが出た時で良いから。ちょっと置いておいても良いと思います。
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