ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第77回 石倉 洋子さん

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石倉 洋子さん
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まず、お礼状で
- 佐々木
私もそう思っているんですが、「この方はすごい」「アプローチしたい」と思っても、私とはレベルが違いすぎる、相手が満足するような提供できるものがまだないと二の足を踏むこともあるんですが……。
- 石倉
私は、あまりその点は考えないですね。あまり深く考えないので、そこが問題ともいえるのですが(笑)。まず、お礼状、Thank you noteのカードは必ず書きます。
- 佐々木
はがきじゃなくてカードで。封筒にカードを入れて?
- 石倉
はい。それは、良くやりますね。会議などで会って感銘を受けた人とか、私の番組に呼んだゲストとか、それ以外にも工場見学をさせていただいた方とかには、必ずお礼状を出します。
- 佐々木
それを受け取った相手で、感じる方は、また反応がある。
- 石倉
黒川さん(黒川清さん 医師・日本学術会議会長)のときも、まずお礼状を出しました。京都で最初に会った会議で、黒川さんは「イギリスのケンブリッジも、アメリカのMITも女性が学長ですよ。そんなこと日本で考えられる?」とおっしゃったので、こういうことを言う人はなかなかいないと思って。同時に名刺に書いてあった黒川さんのウェブサイトを見ました。そうしたら、ウェブサイトがなかなか興味深く、「この人、すごく面白いな」という感じがより強くなったのです。
- 佐々木
それ、知りませんでした!
- 石倉
そう、私も学長が女性だとは知らなかった。そこで、すぐ調べたら、本当に両方とも女性の学長だったのです。事実をベースにそういう過激なことをバーンと言う人って、日本ではあまりいないし、まして数百人の会議の場で言うのは珍しいと思いました。そこで、「おお、すごい! こういう人はいいな」と、手紙を出したのです。「初めてお目にかかりましたが、お話が大変印象的でした、またウェブサイトを見たら大変面白かった」という程度ですけど。
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