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石倉 洋子さん
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Can't read. Re-sendから、英語に
石倉
そうしているうちに、黒川さんのグループが書いた「医学生のお勉強」という、医学生のためのケース・スタディを集めた本を見つけたのです。
「あ、これ私たちがビジネス分野でやっているケース・スタディと同じだ」と思い、「このケース・スタディを使う方式は私たちがやっているのと同じです。ところであの本、どこで手に入るのですか」というようなメールを黒川さんに出したのです。もちろん最初のメールは、日本語だし、敬語で書いたわけ。そうしたら、途中で文字化けしたらしくて、"Can't read. Re-send."という返事が、最初の返信で来たのです。
それで、「あ、そう、そっちがそう英語で来るならこっちも英語で」という感じで、メールは英語、感想などは日本語の別ファイルにして送ったら、読んでくれて、それで交流が始まりました。
佐々木
"Can't read."から英語になったんですね。
石倉
そう。そこからずっと英語。黒川さんは偉い人だから、日本語だと「恐れ入りますが……」みたいに、謙遜して丁寧語で書かなきゃならないですよね。でも英語だと、単刀直入にガンガン自分の意見が自由に言えるでしょう?
「医学生のお勉強」の本についても、「自分はまだ版権を持っているけれど、出版社と相性が悪くて(笑)絶版だ。"I keep the rights. Any suggestions?"」というメールが返ってきました。そこで、"any suggestions?"か。それなら、なんだってsuggestできるってことだから、と思って、いくつかの代替案を書いた表を送ったのです(笑)。
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