ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第78回 伊藤 麻美さん

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伊藤 麻美さん
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アクティブになれる最後のチャンスだったから
- 伊藤
仕事は楽しかったんですが、「最先端のものを伝えているはずのところが、そうじゃないんだ」っていうことがわかって……。
- 佐々木
ああ、マスコミは、意外と古い体制ですからね。
- 伊藤
私と約束していたのに、プロデューサーが「ノー」って言ったら変わっちゃうディレクターとか、スポンサーの一声でコロッと豹変する担当者とか(笑)。「ああ、これは、一生この世界にいたら、私はおかしくなる」と思ったので、8年続けて、「もう、次の夢に向かおう」と思って、宝飾の資格を取りにアメリカに。ちょっと長く説明がなっちゃいましたが(笑)。
- 佐々木
じゃあ、「宝飾のほうは、少し年齢がいってもできるよ」っていう、お父さんの言葉もあって、「もう8年やったから、次は、音楽じゃなくて宝飾かな」って。
- 伊藤
そう、「宝飾だな」って。もう、ちょうど30歳だったので……。
- 佐々木
"もう"30歳って、全然年じゃない。若いです(笑)。
- 伊藤
でも、30歳が、アクティブになれるギリギリの線かなって思ったので、次に進まないと、たぶん私は堕落していくだろうなって。まあ、もう一回勉強するわけですから。それで、急きょアメリカに。
- 佐々木
行ったのは、西海岸の宝飾デザインの学校?
- 伊藤
鑑定と鑑別の学校なんです。GIA(Gemological Institute of America)っていう学校です。
- 佐々木
本物のダイヤかどうかを見わける仕事ですね?
- 伊藤
そうです、そうです。
- 佐々木
で、その最中に日本から「会社が危機だ」っていう連絡が来たわけですね?
- 伊藤
はい。
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