サポーティブなパートナーとの出会い

佐々木

妊娠中もずっと働いていたんですか？

伊藤

そうですね、ちょうど2週間前まで働いていました。産後も1カ月で。

佐々木

1カ月ぐらいで、出勤？

伊藤

そうですね。まあ、病院にいるときも「銀行はこう言ってるんですけど」とかってやってたんですけど（笑）。

佐々木

あ、それ、私も同じです（笑）。2人産んでるんですけど、2回とも、出産4時間前まで仕事していました。計っていたわけじゃなくてね、偶然ですけどね。それにしても会社再建に奮闘中の女性をパートナーを選ぶ、ということは、当然すごくサポーティブな方？

伊藤

そうですね。結婚したのは、ちょうど去年なんですよ。結婚してすぐ子どもができましたから。

佐々木

ああ、じゃあ、もう会社もかなりうまくいってきて。

伊藤

そうですね。あと、それまでは、やっぱり、結婚しちゃいけないと思っていたので。「自分の幸せは後にしよう」と思っていたので。ただ、出会った頃はまだ学生……学生というか、宝石の勉強をしにアメリカに行っている時に出会ったので、全部の流れは知っているんですよ。

だから途中、たとえばこれは極端な話ですけど、「どこか、お金持ちの年上の男性と結婚したほうが、会社も救ってもらえて幸せなんじゃないの？」みたいな話をしてた時もあるんです。けど、「私は、別にお金とか、その人の財産で結婚しないから」とか言ったりして。

佐々木

パートナーは、なにをされているんですか？

伊藤

うちの関連会社に入ってくれました。今は、まだ母がやっているんですけど、今3社あるんで、私が全てを見ることはほとんど不可能ですから。そもそもこの時代でね、全部業種が違うっていうのは、ちょっと難しい。

佐々木

メッキと、あとは、なにがあるんですか？

伊藤

メッキと、ネックレスの製造と卸。その3つです。