ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第90回 田丸 美寿々さん

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田丸 美寿々さん
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脇役だから、脚を組んではいけないんだと思う
- 佐々木
インタビューの技術について、教えてくださいますか。私がニュースステーションという番組にのレポーターとしてテレビに出てインタビューする時も、例えば、それこそ27〜8歳の子が脚なんか組んじゃダメとか、敬語を使うように、とかって。英語だったら、「and you?」とか「why?」とか、テンポよく聞けるのに、日本語だと「それで?」とは言えないから、「それは、どうしてですか?」となる。映像も声もそのまま入るテレビ取材に、もうカチンカチンになってしまったんですね。経験やポジションも違うので、全く事情が違うと思うんですけれども、インタビューの技術っていうのは、どんな風に磨いていらっしゃるのですか。
- 田丸
さっきの、脚を組むので思い出しましたけれど、私も普通に脚って組みますよね。これが相手にとって失礼だっていうのは、日本人の場合はそう思うのかもしれないけど、ライスさんなんか、誰と会ったって、バカーンとすごい脚の組み方をしていますよね。ああいうのを見ると格好いいと思うし、それができちゃう彼女ってやっぱり、自分があり、自信があるんだなって。日本に来ても中国に行っても、胡錦濤さんの前でも、大胆に脚を組みかえたりする。安倍さんの前でももちろん脚組んでるし。で、ちょっとミニっぽいから、膝のこの辺まで出ているじゃないですか。でも、それはそれで、やっぱりコンドリーザ・ライスなんだっていう、「私よ!」みたいな感じがあって。
でも、私達インタビュアーって、やっぱり相手が主役で、私達は脇役だから、たぶん脚を組んではいけないんだと思う。でも、脚のきれいな組み方ってあると思うのね。
- 佐々木
でも、背が小さいから、足が届かなくて不安定なので組んじゃう時ってあるんですよね。
- 田丸
ブラブラしちゃうから。脚のやり場って本当に困っちゃうんですけど。最初は、だから私もスタジオで組んだりしたこともあって。でも、抗議がくるかもしれないと思いながらちょっとやってみたんです。で、やってみたら、やっぱり来まして。
- 佐々木
来るんですか(笑)。
- 田丸
来るんです。で、それ以後は、一応、スタジオで脚が映る時は、インタビューの時もそうですけど、失礼にならないようになるべく相手の方に向けて脚を流さない。相手と逆の方に向けて膝を揃えてちょっとずらすと、長く見えるというか、きれいに見えるみたいなね。
- 佐々木
それは、ももや膝に力が入っていますよね。それで細くなったりして?
- 田丸
そうかな。この前、エビちゃんがインタビューされていて脚のきれいな組み方について、同じ事を言っていました。だから、「私はエビちゃんと同じ事を、昔からやってるわ」と思ったんですけど(笑)。彼女、「脚を緊張させると細くなる」って言っていましたよ。
15/27
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