(笑)そう。いいですよ。で、ミッドキャリアフェローっていう形で応募して。外国人としては初めてだったんですね。そのコースは10人ぐらいしかいなくて、来ている人は大体40代。"Woodrow Wilson School of Public Affairs"、パブリックアフェアーズですから、ペンタゴンとか国務省とか世界銀行とか、公の、そういう仕事についている人達が、40代で一旦、次のステップの前にもう一回自分の専門性を高めに来ていた。
佐々木
サバティカルみたいな感じで来るんですね。
田丸
そう。で、それまでは皆アメリカ人だったんですけど、偶然私がこのコースがあることを知って、アプライしてみたら、「じゃあ、一回面接にいらっしゃい」って。それで、遊びがてら行ってみたら、「とりあえず英語はそれで大丈夫でしょう」と。で、「一つだけ小論文みたいなのを書いて出しなさい」って言われて、日米関係、当時「Japan as number one」の時代でね。