ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第94回 キャシー松井さん

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ゴールドマン・サックス証券株式会社マネージング・ディレクター/チーフ・ストラテジスト/汎アジア投資調査統括部長
キャシー松井さん
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お金は、神様のもの
- 松井
ただまあ、よく振り返って考えますと、自分の成功の鍵は、運が半分で、やはり周りの人から手伝ってもらったのが大部分でしたので、それを返す気持ちがすごくあるんですね。あと、両親ともに、キリスト教なんですよ。
- 佐々木
そうなんですか。
- 松井
お金っていうのが、ある意味自分のものじゃなくて神様のものだっていう考え方も持っていますので、だから別に、自分が持っていても全然意味がない。
- 佐々木
アメリカに行ってからキリスト教徒になられたんですか?
- 松井
奈良県から。
- 佐々木
へえ、奈良県で当時から?
- 松井
日本にまだ残っている親戚は、みんな仏教なんです。でも、父母は、奈良県の聖公会でクリスチャンになったんです。だから、例えばたまに、小さいときにヨセミテとかに家族で旅行に行ったとき、日曜日になったら、必ず教会を探して行っていたんですよ。
- 佐々木
どんな旅行先でもね。
- 松井
毎週教会に行くのは、最低、家族でやる……。
- 佐々木
やらなきゃいけない、家族の行事だったわけですね。
- 松井
はい。どこに行っても。
- 佐々木
その教えは今のキャシーさんにも。
- 松井
そう。だから私、東京の教会も。もちろん自分のためもそうですし、子どものためにも。やっぱりモラルっていうか、倫理のこと、学校で教えられないじゃないですか。もちろん親の責任でもありますけれど、もう少し別の観点、第三者からの補強が必要かな、といつも思うんですよ。
- 佐々木
そうですよね。私、自分の幼稚園がカトリックだったんだけれども、それがすごくよかったんですね。洗礼を受けたわけではないですが、倫理観は、その時期に身についたと思います。今、自分の子どもたちは聖書を読んでいるから、役に立つといいな、と思って。
11/24
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