ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第96回 小林 いずみさん

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小林 いずみさん
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英語は職場で覚えました
- 佐々木
ところで、小林さんは、英語はどこで勉強されたんですか?
- 小林
メリルリンチで(笑)。中学校・高校・大学って10年間勉強しましたけれど、御多分に洩れず、別にそれで英語がしゃべれるようになったわけでもなく、でも会社に入ると、一応、共通語は英語ですから、嫌でも使いますよね。だから会社で、日々の仕事で。
- 佐々木
英会話学校に、社会人になってから通ったとか、そんなこともなく? それは、仕事をしながら。
- 小林
ですから、最初の頃は嫌でしたよ。カンファレンス・コールとか、やるじゃないですか。一応、自分が言いたいこと、「どうしても、これだけは言わなきゃいけない」っていうのはちゃんとメモしていって、相手が聞いていようがいまいが、とにかく一方的に喋る。
で、相手の言っていることは、何となく分かるけど、きっちりは分からないので、その当時はまだメールなどもありませんから、必ず電話の終わりに「悪いけど、今のこの話の要約を、後でファックスで送ってね」とか言って、ごまかしていましたよ(笑)。
- 佐々木
それはいいアイディアです。それは入社して、初めの3年間ぐらい? そんなにかかりませんか。
- 小林
かかりました。だって英語って言ったって、いろんな話し方をしますでしょ? 分かりやすい英語をしゃべる人もいるし、何だかよく分からない英語を話す人もいるし。だから、しょうがないですよね。
- 佐々木
でも仕事の現場だけで上達するものなんでしょうか?
- 小林
もちろん、きちんと地道に勉強しているわけではないですから、格調の高い英語を書いたりしゃべったりはできないですよ。うちの社員は皆、英語ができますから、私はいつも感心しています。「へえ、うまいな、この人」って思うんですよ。
でも、少なくとも仕事に必要な範囲のことは、自分でも言えますし、相手が言っているのも分かる。今でも時々、結構込み入ったビジネスの話を英語でする会議に出ていて、自分で感心するんですよ。「私ってすごいじゃない。こんな話が英語で分かるわ」と思って(笑)。
- 佐々木
仕事ができると、英語もついてくるんですね。確か、ニューヨークで、お仕事をされましたよね?
- 小林
1年だけ。それ以外は日本です。
- 佐々木
そのニューヨークの1年間は、やっぱり大きく役に立ちましたか?
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