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今は、海外の空港で三味線を持っていても捕まらない、というのが夢なんです(笑)。
三味線って、1本が3つに分解できるんですよ。それをケースに入れて機内に持ち込もうとすると、武器に見えるらしくて必ず止められます。アメリカの空港では決まって「What’s this?」と詰問され、「ジャパニーズギター、バンジョー」と答えるんですけど、毎回のように「開けろ」と言われる。で、開けて写真見せていくら説明しても、胴の部分が怪しいとかで何度もエックス線を通して、3、4人がモニター見ながらずっと何やら相談……。
3枚目のCDのレコーディングに行ったときなどは、真ん中の「棹(さお)」の部分が武器になるからと、そこだけ持っていかれちゃって。三味線がウクレレみたいにちっちゃくなっちゃいましたよ(笑)。
つまり、三味線は、まだそれだけ知られてないということなんです。
もっと知ってもらうためには、自分の音楽を確立し、三味線の知名度が上がるような演奏、活動をしていきたい。
今、心から強くそう思っています。
取材を終えて
新しい音楽と伝統芸能を融合させ、新しい世界を作り出すフロンティアとしての誇りと、気さくな話しやすい印象を併せ持つ上妻さんの魅力に触れることができ、とても楽しい取材でした。
あなたの声を聞かせてください
あなたの好きな伝統音楽はなんですか?
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ハーモニーインタビュー:上妻宏光
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