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今週のテーマ

会議番号:1751

ゴールを明確にした仕事をしている？

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【開催期間】
2005年11月07日より
2005年11月11日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

川嵜昌子　編集ディレクター、経営コンサルタント

昨日書いたように、仕事のゴールには大きく分けて2つ、1）個々の仕事のゴールと　2）自分の仕事における理�……

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4日目までに届いている投稿から...

登山のように (Blue Moon・北京・パートナー有・40歳)

高い山に登るには、頂上までの一歩一歩が欠かせません。頂上というゴールがあるからこそ一歩一歩を踏み出すわけです。これと同じように、私は日々の小さなゴールの積み重ねが私の人生の大きなゴールに繋がるものだと思っています。仕事では製品の開発の締め切りを守るべく努力する、プライベートでの自己啓発も怠らない、などすべては明確なゴールを意識して取り掛かっています。明確なゴールがないと、つい怠けてしまったり、やる気をなくしてしまったりなり易いと思います。ゴールを明確にすることは、自分の一挙一動に意味をもたらせることだと思います。

人間的な成長のために (amrita・東京・パートナー有・29歳)

仕事のゴールももちろんあるのですが、「仕事をどんなふうに行うか」というゴールも一緒に設定するようにしています。最後までキレずにゆったりした気持ちでやること、失敗しても楽しむこと、少なくともタイムマネジメントは学ぶこと、……自分の人間的な成長に役立つゴール、とでも言いましょうか。そんな感じです。そうすると、表向きのゴールもいつのまにか達成してしまうことが多いです。もちろん失敗もありますが、あまり気にならなくなりました（良いのかどうかわかりませんが）。究極のゴールはどちらかというと、この自分なりの成長に関するゴールのほうではないかと思っています。なので、終着点というニュアンスのある「ゴール」という言葉は、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。チェックポイント、のほうが近いような気もします。

楽しむことができるようなストーリーを (遠峰あかね・神奈川)

このところ、通年型よりも短期集中型のプロジェクトが多くなっているので、ゴールを意識せずに漫然と仕事をすることはまず考えられません。プロジェクトを率いる以上、スタッフに動いてもらってなんぼの世界だと思っているので、最初にゴールを設定し、作業をプロットし、スタッフが状況を楽しめるようなストーリーを描き、それを伝えるということは欠かせないと思っています。作業量が桁違いに多くなっても、チームカラーが明るいのは、ゴールまでのストーリーが浸透しているせいかも知れません。

ゴールを設定できるような状況では… (bori・福岡・パートナー有・31歳)

今仕事については、できていないです。幼い子どもがいるのでお迎えに行く時間に間に合うよう帰らなければいけないし、いつ病気で休むかわからない……。そのため結構追われた日々を送っています。今は急ぎの仕事は早めに済ませ、もし明日休んでもどうにかなるよう毎日仕上げていくことが小さな目標になるのでしょうか。でも、それはゴールとはちょっと違うと思います。寂しくなることもありますが、仕事を続けたいというのが私の希望。しばらくの間はこのペースでいきたいと思います。

楽しいゴール考えてみます！ (kazpong・東京・パートナー有・28歳)

仕事の面ではゴールは特に意識していません。お給料がこのくらいになったら、○○に挑戦してみようかなといった程度です。本当はバリバリ働いて結婚して子どもができても働きに出ているカッコイイ人を目指していますが、性格的に見るとあまり現実的ではありません。やってみなくてはわかりませんし、これから「楽しいゴール」を考えてみたいと思います。。

目の前の課題でいっぱいに (由花・東京・パートナー有・30歳)

仕事をする上で、与えられた目標はあるものの、ゴールを明確にはしていないと思います。最近は特に、一つひとつの課題をクリアすることに目一杯になってしまっているうちに、何がしたいのか、何に向かっているのかがわからなくなっていました。仕事の量が増えて余裕のなくなっている今だからこそ、ゴールを明確にする必要があるのかもしれません。何がゴールか、考えてみようと思います。

5日目の円卓会議の議論は...

ゴールを意識することで、人生の可能性が広がる

昨日書いたように、仕事のゴールには大きく分けて2つ、1）個々の仕事のゴールと　2）自分の仕事における理念のような大きなゴールがあると思います。本当は2）があって1）が決まる、一貫していたほうがよいのかもしれませんが、2）はある程度いろいろなことを経験してみないとわからない部分もあります。なので、1）を着実にクリアしながら2）も意識するというのがよいのかもしれません。2）はむしろ一生かけて実現していく、今日より明日、明日より明後日と、レベルを高めていくものだと思います。

さて、1）個々の仕事のゴールですが、これは、具体的にどうなっていればよいのか先に決めてから仕事に着手するというものです。たとえば、ミーティングのゴール。ミーティングが終了した段階で、これとこれが決まっていればよい、とか、こういう状態になっていればよいというものです。「○○さんが△△について理解している状態」と決めたとします。理解している状態って？　ひととおりお客さんに説明できる状態。○○さんの現状はどうなっているの？　課題は？　1時間のミーティングでどこまでできるようにするの？　それなら、5分ぐらいのトークスクリプトをつくって覚えてもらったほうがいいんじゃない。◎◎係の□□さんに、お客さんからよく質問が来ること、お客さんの関心がありそうなことを聞いてからトークスクリプトをつくったほうがいいんじゃない……となり、ミーティングはその後となるかもしれません。
ゴールを決めると、やることが明確になり、ミーティングをするにあたっても、こんな資料があったほうがよいとか、準備しておくことがわかります。さらに、自分だけのゴールではなく、参加者にゴールを伝えることにより、合理的にミーティング（仕事）が進められます。

遠峰あかねさんのようにスタッフに動いてもらう必要がある方は、チームの、あるいは個々のスタッフのゴールを決め、コンセンサスをとって進めたほうがよいですし、Blue Moonさんのように高い目標に挑戦しようという方は、ルートを明確にしたほうがよいと思います。また、amritaさんのように自分の成長に関するゴールを日々の仕事に組み込むと、確実に成長していくことが実感できると思います。

boriさん、毎日責任もって仕事を完遂する、タイムマネジメントは小さな目標ではないと思います。いまの状況はじつは「ありがたい状況」だと思います。制約があると、あれこれ工夫をする必要が生じ、力がつきます。ぜひ長期的な視点でとらえ、これはアスレチックゲームでいうと、どんな種目だろうかなどと考え、少しでも状況を楽しんで頑張ってください。

端的にいうと、ゴールはなくてもいいのですが、ゴールを意識したほうが、人生の可能性が広がると思います。いっけん難しいかなと思うことも、たとえば水曜日に紹介した『成功の教科書』のような方法を使えば、実現できるイメージがわきます。ぜひ、「あなたにとって価値のあること」に、前向きにチャレンジしてください

川嵜昌子
編集ディレクター、経営コンサルタント


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