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今週のテーマ

会議番号:1793

教養をもっと身につけたいですか？

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【開催期間】
2006年01月16日より
2006年01月20日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

江端貴子　東京大学　広報室　特任准教授

初日から、たくさんの投稿ありがとうございました。圧倒的にYesの方が多く、教養に対する関心の高さをうか�……

議長コメントを全文読む

1日目までに届いている投稿から...

知らなくてもいいけれど (k-min・東京・パートナー無・42歳)

私にとって教養とは知らなくても、生活には困らないが知っているほうがより人生が豊かになるといったものです。たとえば、日本には海外から超一流の文化がいろいろな形で入ってきます。絵画やコンサート、舞台、文学、映画。ただ自分の感性を信じて楽しむのもいいですが、その時代背景や文化、作者の意図を知っていればより深く楽しめると思います。知ろうとさえ思えば、たった1枚の絵からその国の政治や文化まで透けて見えてきます。そういう知識欲が教養に結びつくと思います。

智慧のもと (monkeymama)

智慧は仏教用語ですが、私はソフィア・叡智として智慧をとらえ、その智慧を自身の深いところに持ちたいと思っています。その智慧を育む素材の一つが教養だと思います。教養は多岐に渡る物事の本質や骨組み、相を知り考えるのに必要な材料です。好奇心というスパイスを使って、味わい深い自分のための智慧ディナーに仕上げるには、世界の農作物や肉が必要というところでしょうか。評価を気にしてはおいしく食べられませんね(笑)。

深みのある人間になるために (YOKKO・福岡・パートナー有・28歳)

ファイナンシャル・プランナーという専門職についておりますが、その分野の知識だけでなく、幅広い教養を持つことの重要性を感じています。知識の提供だけなら、多少調べれば、本やネットで情報収集できます。ただ、直接人と接してコンサルをする場合は、相談に乗る側の人間性が問われると思うのです。その際に必要になるのが、教養でだと思います。

	教養に評価は必要ない？ (komeg・東京・パートナー無・28歳)
『教養』のある人として評価されたいというより、自分と接するさまざまな相手の世界を理解し、反応できる材料を増やせば、私自身も、もっと楽しい時間が過ごせるのではないかと思うので、『教養』を身につけたいです。

	社会人として必要な文化的知識 (さざ波・愛知・パートナー無・27歳)
教養の豊かな人というのは、周囲と豊かな人間関係を築き上げながら生活している人だと思います。そのような人は、社会・周囲と、どのように豊かな関係をつくっていくかに関する、社会生活の基本的知識や、人としての文化的知識が豊かなのではないかと思います。

身につけ、習慣にするところまで (ogreen・東京・パートナー有・36歳)

私にとっての教養とは、一般的に理解、共有されている物事のことです。教養のある人、イコール物事を幅広く知っている人、思慮深い人、というイメージがあります。教養を身につけることで、自分が何かをしたり、考えるときに、選択肢が増えると思います。習慣となって何かを見ずとも、すらすらと口から出て行動しているレベルになったとき、身についていると言えるのではないでしょうか。

	異なる立場の人を受容する力 (はしけい・静岡・パートナー有・36歳)
「教養」とは、自分と異なる立場の人を受け容れる力ではないかと思います。単なる知識量ではなく、経験者の発言や行動を素直にきくことができ、それを自分に活かせる柔軟性……を身につけることが必須かなと思います。もちろん、興味のある人・モノに果敢に挑む好奇心が前提ですが。

何のための教養か？ (うっこ・福岡・パートナー有・43歳)

「教養を身につける」を「知識を増やす」と同じような感覚で捉えるのであれば、「No」です。ただ、頭でっかちになっても……と、いう気持ちがあります。しかし、文芸や哲学、経済、心理学、理学、工学……さまざまな分野に関する書物を読むこと、あるいは話を聞くことにより、自分の知恵を磨き、多様な角度から物を考える事ができるようになることには興味があります。

2日目の円卓会議の議論は...

教養は人間関係の潤滑剤

初日から、たくさんの投稿ありがとうございました。圧倒的にYesの方が多く、教養に対する関心の高さをうかがわせます。

さて、教養とは何なのか、ご自身にとっての定義についてのコメントも多くいただきました。いくつかご紹介すると、はしけいさんは、「異なる立場の人を受け入れる力」としていますし、さざ波さんは「教養の豊かな人というのは、周囲と豊かな人間関係を築き上げながら生活している人」と挙げています。monkeymamaさんは、仏教用語の智慧を使われて、智慧を育む素材の一つとされています。

教養というと、何となく独りよがりの自己満足的な面もあるのかな～と思っておりましたが、皆さん、相手にとっての自分、相手との関係を意識されているということで、非常に高いレベルのディスカッションができそうで、わくわくしております。

それでは、相手にとっての自分、その人間性と、相手との人間関係を豊かにしていくために、皆さんは具体的にどういう分野の教養（分野として括るのも難しいかもしれませんが）を身につけていきたいと思われていますか？　今までの経験、または今年力を入れたい目標などと合わせて、コメントをいただきたいと思います。

江端貴子
東京大学　広報室　特任准教授


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