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今週のテーマ会議番号:2364
障害のある人と一緒に働いた経験、ありますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2008年02月04日より
2008年02月08日まで
円卓会議とは

高橋陽子
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
高橋陽子 日本フィランソロピー協会
円卓会議議長一覧
皆さん、障害のある人たちとのいい関係づくりをなさっているのですね。 キースさんの“ほくろ”は、何だ……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 送り出す側 (yokokage・東京・パートナー有・39歳)
聴覚障害の学生さんがいる大学で働いています。大学全体としてのケアは十分とは言えないのですが、少人数なので小さな単位で助け合ってなんとかやっています。彼女たちには「いい友達」がいて、そのいい友達にとって彼女たちが本当に「いい友達」になっているという「いい関係」があります。昨年一人卒業し、銀行で働いています。その後を聞くと、うまくやっているようです。いい人間関係を持てたことが自信につながっているようで、大学と職場はつながっているんだなと思いました。

yes 忘れがちな人間味を持っている (noriari・兵庫・パートナー有・35歳)
私の部署に高卒で入社した事務の知的障害者(女性)がいます。在学中に二年間職場実習をして受け入れました。今ではワードやエクセルで文章も図も書けます。昼食や会社の宴会、旅行等仕事以外の面でサポートが必要なので当初は大変だと思いましたが、苦手なオジサンに挨拶ができた、とか、軽口に笑ってくれたとか些細な成長がとてもうれしいのです。殺伐とした職場に潤いができたようで、入社して4年になりますが今ではなくてはならない存在になっています。

yes なんでもできるのだなぁ (Coco Bennie・広島・パートナー無・39歳)
塾講師です。両親共に視覚障害者で、盲導犬が2頭、お家にいるという生徒がいます。その生徒を受け入れるのに契約書の提出など多少、気を遣ってきました。書類の記入など配慮する点は確かにあります。でも、我が子にお茶を届けにいらっしゃったり、クッキーを焼いておやつに持たせたりなさっている姿は普通のお母さんと何ら変わることはありません。盲導犬が首に鈴をつけて塾へ来てくれるので、鈴の音で、あぁ、その方が来られたと分かり、「こんにちは!」とこちらからお声をかけてます。

yes 受けとめてもらったのは私でした (リリーベル・埼玉・パートナー無・26歳)
知的障がい(私は害という漢字を使いません)を持つ女性と接した際、たくさん褒め言葉をかけてもらいました。彼女からもらった手紙の返事を渡すと「字、きれいだね」と。固形せっけんに紙ナプキンを貼る絵付けをした際は、絵がななめになってしまっても「上手だね」と。思い上がって、私が彼女を受けとめる役だと思っていました。でも、受けとめてもらったのは私のほうでした。彼女は、プラス思考で心の温かい人でした。

no まさにダイバーシティでは? (メイメイ・東京・パートナー無・42歳)
私は高校時代、聴覚障害のあるクラスメートがいました。本人の努力の賜物と思いますが、障害を感じさせない人でした。彼女から多くのものを学び、気づき、お互いに成長できたと思っています。障害のある人を受け入れられる企業は、障害の無い人にとっても優しい企業だと思います。従業員の人間的成長が企業の成長にも繋がると思っています。「ダイバーシティー」が叫ばれる今、障害のある人が活躍できる企業がもっともっと増えてほしいと私は願っています。

no ほくろがいっぱいだね (キース・東京・パートナー無・22歳)
小学生のとき、アレルギーの治療のため、首に点状に黒い薬を塗ったことがありました。そのとき同じクラスの知的障害をもった友人が「首にほくろがいっぱいできちゃったね」と言い、「これ、ほくろじゃないんだよー」と私は返しました。いつも、ほとんど独り言しか話さないその友人が、自ら話しかけてくれ、会話ができたことが、なんだか新鮮でうれしかったのを覚えています。そして、言葉でコミュニケーションをとれなくても、きちんと周りを見ているんだと気づきました。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「『障害者』ではなく『……が不自由な……さん』へ」
皆さん、障害のある人たちとのいい関係づくりをなさっているのですね。

キースさんの“ほくろ”は、何だかほのぼのしますね。知的障害のある人は、何もよくわからないのか、と思っているとそれは大間違いで、とても観察力があるし人の本質を見抜く力を持っています。

ある大きな社会福祉法人の理事長さんに伺った話です。そこでは、障害者も多いのだけれど、職員も多く雇用しているので、彼らの評価をする時理事長さんは、障害者の人に聞くそうです。そうすると、「あの人は、理事長の見ていないところではサボっている」とか、「言っていることとやっていることが違う」とか、「黙って人の嫌がることをやっている」などと教えてくれるそうです。

そのとき、その理事長さんにおもしろいことを聞きました。そこは、精神障害・知的障害の人のための法人なのですが、立って作業をしている時、彼らが疲れている、悩みがある、何かつらい思いをしている、というときは足を交差させているのだそうです。そういうときは、声をかけてあげたり、少しこまかく様子を見るようにしているそうです。いろいろなチェックの仕方がありますね。

このように、ポイントはあるのだと思いますが、私たちは、あまり意識せずに、こちらが心を開いていけば、自ずとコミュニケーションが作れるのではないでしょうか? 今日の投稿を読ませていただくと、みなさん実証済みですね。

視覚障害の人と公園を歩いていてこんなことがありました。バラの花の側を通り過ぎたとき、「いい香りね」、と言われたので、あわてて香りを嗅ぎに戻りました。そのとき、その人は「私たちは景色を浴びているの」と言いました。この言葉に感動しました。私は、見るときは見るだけ、匂いは匂いだけ。せっかくある五感も別々に使っているようです。

それぞれ障害は違っても、足りないことを嘆くのではなく、使える機能をフル回転させているのですね。障害という形ではなくても、みんな、いろいろなハンディを持っています。それを補い合いながら、いいところを引き出しあう関係作りが大事ですね。
メイメイさんが「障害のある人を受け入れられる企業は、障害の無い人にとっても優しい企業だと思います」とおっしゃっていましたが、本当にそうですね。

リリーベルさんが障害者の「害」は「がい」と書く、と言われていますが「差し障りがあり、害になる人」なんてあまりに失礼ですね。そうした一まとまりで括ってしまう言い方が、その人自身を見えなくしているようです。

チャレンジド、とか芸術の分野ではアウトサイダーなどと言う言い方がありますが、日本語でいい言い方があるといいですね。でも、そうした括り方自体がいらないのかもしれません。「一人ひとりを見る」「一人ひとりを尊重する」ことが職場でも学校でも求められています。

高橋陽子
日本フィランソロピー協会
高橋陽子


関連参考情報
■ 「障害者福祉をもっと充実させてほしい」
日本ではいまだに「一生施設に入ったまま」の障害者が多い
■ 「知的障害のある人たちの意味、この世に生まれてくる意味」
佐々木かをり対談 win-win > 第53回 細川佳代子さん
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