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日本ではいまだに「一生施設に入ったまま」の障害者が多い
この春、障害者福祉を支える「障害者支援費制度」がスタートしました。この制度は、それまで実施されていた措置制度(サービスの利用内容を市町村が判断する制度)に代わって導入されたもの。この制度では、障害者が市町村に支援費の支給を要請し、市町村が障害の程度などを考慮してサービスの支給料などを決め、その後、障害者自らが事業者や施設を選んで契約します。しかし、この制度には問題点があるのです。
この制度を支える財源は、以前と同様に国や自治体の障害者福祉サービス予算。市町村によって利用度合いや事業者の参入にばらつきがあるため、計上する予算が大きく異なっています。また、ホームヘルプの報酬単価がアップすることで、市町村の負担が増えて財政難になり、その結果障害者が望むサービスが受けられない……という事態になっているのです。この状況をどう思われますか?
欧米では、障害者が街で暮らすことが普通になっています。しかし日本では、「支援費制度」だけを考えてみても、障害者福祉が充実しているとは到底思えません。日本はいまだに「一生施設に入ったまま」……という人が多い。これは非常に残念なことです。
わたしは、季刊誌「ロゼッタストーン」の最新号(2003年4月9日号)で、「障害者福祉はどうあるべきか」について特集を組みました。製作するにあたり、ボランティア活動に熱心で欧米で福祉を学んだことがおありの民主党衆議院議員・山井和則さんに取材してご意見を伺いました。今回は、イー・ウーマンのみなさんと一緒に、この問題を考えてみたいと思います。あなたは日本の障害者福祉についてどう思われますか? どうすれば、もっと充実させることができるのでしょうか? みなさんの率直なご意見をお待ちしています。
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