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2003/6/9(月) - 2003/6/13(金)
4日め

テーマ障害者福祉をもっと充実させてほしい

今日のポイント

障害者への政策は、地域差がないほうがよいと思いますか?

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凡例
キャスター
弘中百合子
弘中百合子 『ロゼッタストーン』

「障害者福祉」の充実をのぞむ声は本当に多く、身近に障害者がいる方々からも、貴重なご意見をいただきました。ところで、みなさんがイメージする「障害者福祉の充実」というのは、どんなことなのでしょう。

これ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

障害を持った人と接する機会を(らびりん)

学校など、子どものうちから障害を持っている人と接していれば、障害者を特別視したり、変に構えて接したりすることがなくなると思います。わたしの祖母は全盲でしたが、いつも盲人用の黒い眼鏡も、くぼんだ眼も恥ずかしいと、極力家から出ない生活をしていました。昔の人だから一層何か感じるのでしょうが、そういったことがなくなるよう努力をしていきたいものです。

お互いが補い合えば(雑賀)

25年前に英国の障害者施設で働いた経験があります。その時がわたしにとって障害者と接するのが初めてといっていいくらい、日本での生活で身近に感じた経験がありませんでした。同じホームで暮らしてみると、障害のあることが特別のこととして感じなくなりました。日本人よりはるかに陽気。わたしは日本人ですので英国では言葉が不自由なわけです。それをずいぶん助けてもらいました。間違っていれば叱ってもくれます。できないことをできる人がする。そこに信頼感が生まれる。大変いい人間関係を経験することができたと思います。わたしたちはいつでも障害者になる可能性があります。障害を個性と表現する必要もないと思います。同じ人間ですから。助け合う心をいつも持っていたいと思います。

一緒に何でもできる場を(はるたいママ)

道路を歩いていると、いかに段差が多く、不便か、と思います。遅ればせながら、最近駅にエレベーターが付きましたが、それでも、ところどころ人の手を借りないと移動できないのでは、と思います。仮に公共事業などで補正予算を組んで景気対策を打つとしたら、たとえば「街をバリアフリーにする」というような、将来的に街の価値が上がり、人々が喜ぶような形にしてほしいものだと思います。

わたしは公立の保育園に子どもを通わせていますが、今年からダウン症の子どもさんが二人、新たに入園されました。とてもいいことだと思います。指摘されているように、一緒にできることは何でもやれる、という機会が与えられていないので、大人になるとどうしていいのか戸惑う、というのが実情です。小学校だって中学校だって、通える範囲で一緒に学べるように行政でも後押しが必要でしょう。

障害が個性だと心底思えるような教育を国民にしてほしいです。あと、障害者を無理やりに雇用させるのは、形式的には合格かもしれませんが、本人たちが働きやすい、受け入れ体制のある会社にのみ雇用をしてもらわないと、なんだかむしろ失礼なのではないか、と思いました。

就職や保険加入も「普通」にできない(tomiko10)

わたしの母は、視覚障害です。それもわたしが生まれてから徐々に悪くなっていったようで、今では一人で外を歩けません。そんな母が身近にいたからか、わたしにとって障害は決して珍しいものでもなく、日常生活でした。でも、大半の人にとっては、障害は、「普通じゃない」ものなわけで、あえて見ないふりをする人、必要以上にかまってしまう人などなど、どうしても悪い意味に特別扱いされます。就職するのも難しいです。保険にだって入れません。もっと「普通」に生活できるようにしてほしいですね。

日本の福祉を充実させるには……(ゆっぺ)

障害がない人とも、フレンドリーに話せない、あいさつすらできない人が、障害のある方に、自然に接することは、なかなか難しい。「自然に」というのは、障害を障害と自己も相手も認め、なおかつ、スムーズなコミュニケーションを取る。頭でわかっていても自信がありません。同情心や優越感が自分の中に本当にないのか。偏見はないのか。もしあったとしたら、どうしたらいいのか。まったくないと言い切れる人がいるのか。それが自然だというのか。

日本に福祉社会の熟成をもたらすためには、どういうことが必要なのか。なんとなく、欧米のまねをしても、日本人の感覚には合わない気がするのです。日本には日本独自の方法があると思うのですが……。しばらく考えてみます。

「家族の問題」で片付けないで(べんじゃみん)

勤務先(私立高校)の生徒に、車椅子に乗っている生徒がいます。わたしは直接受け持ったことがないのですが、はたで見ていて、「親の手助けが当たり前」という姿勢の教員がかなりいるのが気になります。そういう人は、登下校は言うまでもなく、遠足に来るのも親の同伴を「当然だ」と思っているようなのですが、それってどこかおかしいと感じています。だって、健常者である子どもの遠足には、特に指定がなければ親はついてきませんよね?

学校内に関していえば、教員や周りの生徒のカバーでできることはしないと、障害者の問題はどんどん「家族の問題」で片付けられてしまうのではないでしょうか。どの教科、学校の教員になるにしても、障害児教育についての教育を受けない限り、教員自身も「関係ないこと」として障害児教育について考えなくなってしまう、と危惧しています。

理解がなさすぎる(ポジティブ・未婚・22歳)

障害者に対する理解が足りなさすぎます。わたしの兄は障害者です。小さいころ、それが原因でいじめられたことがあります。今でも、兄と一緒にいると、周りの目が珍しいものを見ているかの目で見てきます。子どもならまだしも、社会に出ている大人や子どもの親である、立派な大人までが。

現在、兄は施設にいます。本当にひどい待遇です。栄養のある食事を十分にとれません。お代わりもできません。病気になっても十分なケアが受けられません。風邪を引いても大衆の中にいるので、そこの施設の人たち全員に風邪が移ってしまうといって具合です。施設で働く人間に対しても待遇がとても悪いです。とてもよい方が就職をしても、あまりにも待遇が悪いので辞めていってしまう、という現状です。本当にひどすぎます。どうか、人として尊厳をもち、幸福に安心して暮らせる世の中になるよう充実させてください。

NO

福祉の安売りは障害者の自立に影響する(奥沢すずめ)

誰も言わないことを申し上げます。盲学校でたった一人の子どもにかける費用は膨大です。それなのに、職業を持ち、自立できるような教育を受けないで大きくなります。障害者であれば、福祉によって生活でき、仕事を持ち、自分で稼いでいかなくてよいからです。

日本の障害者はたくさんの品物を買います。福祉で費用が出るからです。電動車椅子、拡大読書機。別に必要に迫られていなくても、タダなら一度使ってみようか。そんな気になっても仕方がありません。これは障害者が悪いのではありません。「福祉の予算を充実させてほしいですか」と問われて、何の根拠もなく、みんなが賛成する国民に非があるのではないでしょうか。障害者であっても、その程度に応じて、誰に頼らなくても、本当の意味で自立して生きていけるのです。福祉の安売りはそういう誇りを損なうものであると思います。

先行きの不安はあるが前向きに(himetaro)

障害者福祉ってどこまでをいうのかわかりませんが、わたしが住む町には、作業所や施設が結構多くあります。新たな試みとして、健常者もともに利用できる構造の施設も増えています。財政的援助は、自治体ごとに異なるのかもしれないけど、今のところはまあまあではないかと見ています。望めばキリがないわけですし。もちろん、ご家族の大変さには心痛むものがありますが、これも宿命、頑張って前向きに歩くしかないのではないか、と思います。

わたし自身が20年以上難病を患っており、特定疾患に認定されていても、ほんのスズメの涙ほどの援助しか受けていません。しかも健常者同様の仕事を続けることは困難。結婚し出産もしたけど、この先の人生、何が起きるかわからない、いつも不安はついてまわっています。

むしろ、特例枠で採用のある障害者の方が社会保証されているように思うのは心が狭いのでしょうか? 話はずれてしまいますが、この特定疾患認定制度(正確な表現ではなくすみません)は近い将来廃止されるようです。現在どのくらいの認定者がいるのかわからないけど、非情だなと感じます。それでも前を向いて生きていかなければならないんですよね。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

政策の地域差

「障害者福祉」の充実をのぞむ声は本当に多く、身近に障害者がいる方々からも、貴重なご意見をいただきました。ところで、みなさんがイメージする「障害者福祉の充実」というのは、どんなことなのでしょう。

これまでは、「施設」を増やし、そこに障害者を収容することがめざされていました。最近では、人里離れたところに大きな施設をつくるよりも、街中に少人数で暮らすグループホームをつくり、障害者がより「普通の生活」ができるようにしよう、という考えが徐々に広がっています。「施設」まかせの時代には、障害者は遠い存在でしたが、これからは、地域が障害者をどう受け入れるかが問われることになります。

「福祉」に関しては、地域差が本当に大きく、ホームヘルプサービスなどは、自治体のやる気によって24時間サービスが受けられるところから、ほとんど何のサービスもないところまで、充実度がまるで違うようです。宮城県福祉事業団では、昨年秋、「知的障害者の入所施設「宮城県船形コロニー」を解体し、入所者全員を2010年までに地域のグループホーム等に移行させる」と宣言しました。宮城県の知事は、障害者政策に熱心なことで知られる浅野史郎氏。トップの考え次第で、そこに住む障害者の運命は、ずいぶん違うのではないかと思います。

あなたの住んでいる街の障害者政策は、いかがですか? もし、自分や大切な人が事故や病気で「障害者」になった場合でも、安心して住めそうですか?

弘中百合子

弘中百合子

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