イー・ウーマン神原弥奈子さんベンチャーに新卒入社という選択、「有り」だと思う？

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会議番号:2421

ベンチャーに新卒入社という選択、「有り」だと思う？

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【開催期間】
2008年04月14日より
2008年04月18日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

神原弥奈子　ニューズ・ツー・ユー　代表取締役社長

かんばらです。こんにちは。「ベンチャーに新卒入社という選択、『有り』だと思う？」というテーマに�……

議長コメントを全文読む

2日目までに届いている投稿から...

会社側の努力が必須ですが (ロッキーサン・東京・パートナー有・29歳)

女性は結婚出産によって家庭での役割もがらりと変わり、それゆえ今の日本では仕事を続けていく事がとても難しいのが現状なのではないでしょうか。大手企業も最近ちらほら女性の社会進出を後押しする制度を作るなど対応しているようですが、ベンチャーの方が小回りがきく分そういったことに柔軟に対応していけるのでは？　私の会社ではある程度の人事評価を受けたものには自宅での勤務を進めるなどして、社員の生活をバックアップし長い目でいい人材の確保ができるよう取り組んでいます。

選ぶ側としては”あり” (カバクン・大阪・パートナー無・40歳)

新卒入社として選ぶ方としては求人がある以上なんの問題もないでしょ？　問題はその求人を出す会社の方が”新卒社員”のいろいろな意味でのレベルの低さを、フォローする体制と覚悟があるのかどうか、そこが問題でしょう……　学卒の新入社員は3年間は見習い期間と見て間違いないでしょう……　その3年間を周囲の人間がゆとりを持って育てられる体制にあるのかどうか？　それが問題です。「こんな新人使えねぇ！」って言う社員がいれば失敗する可能性が高くなりますよ……。

創業に参加する心意気で (コメリーママ・神奈川・パートナー有・63歳)

息子の就職は一部上場企業にと勧めたが、それは息子の性格から。創業の心意気があるならベンチャー企業を選択すべき。寄らば大樹の陰は倒れる心配はないが、緑陰に陽はなかなかささない。一枝に身をやつして小さな分野を担うのが大企業での仕事。ベンチャー組織であれば、担う分野は広く深い。いわば社長の仕事から便所掃除までやれと言われたらなんでもできるのが小さな組織の良いところ。しかし、永続については未知数。いつでも身につけたスキルをもって飛び出せる心意気と技は持ってほしい。

私の経験 (ハルミン・東京・31歳)

ほぼ10年前、成長中の中小企業を選びました。もともと超氷河期でもあり、勉強不足か、中小企業になんら抵抗感はなかったです。実際、会社の経営が未熟で頭が痛いことも多かったのですが、現場では「できる人がやる」方式だったので、若い頃に良い苦労ができたのと、製造小売だったために商品企画から製造、在庫管理、販売、広報、顧客サービスまで見渡せたのがとても勉強になりました。その後転職をしていますが、私にとっては成長中の会社の方が仕事のスキルは学べましたよ。

転職を希望したときの難しさ (イスタンブール・30代　関東パートナー無・)

人材系企業で長く働いています。求人条件には「ある程度の大きな組織での経験者」というものが多い。組織間とのやりとりの経験や会社全体の構造の知識がほしい、ビジネスの基礎知識を研修で受けておいてほしい、大勢の社員の中でもまれている経験がほしいというような希望からです。言い換えると小さな組織に染まりすぎているのは抵抗ある、ということ。大企業から中小・ベンチャーへの転職は簡単で場合によっては力を発揮できる。逆は、難しいのが現状。

本人次第ですが…… (フキノトウ・神奈川・51歳)

私は今ベンチャー企業に勤めています。NOの理由は、社会的マナーを身につけさせる余裕がない、経営の良し悪しが即そのまま本人に伝わる、組織や年功序列への認識が脆弱になる、先輩的役割がないため孤独感を味わう等。実は強い要望がありある新卒の女性を採ったことがあります。自分の考えをしっかり持ち柔軟性はありましたが常識を逸脱した性格でした。退社後結局彼女は自由人のまま組織につくことはありませんでした。彼女は後悔ないとは思いますが、上司として苦い思いが残ります。

急ぐ必要はない (kakoran・大阪パートナー有・)

ベンチャーのリスクは一般的に大きいと思います。リスク以上の成長性が望めるかどうかが、選択のポイントだと思うのですが、それを感じ取れる感覚を新卒のときに持っているかどうか。正直、自分にはありませんでした。ベンチャーに入りたいと思う気があるのなら、1年や2年でも、社会に身をおけば、そのベンチャーの将来性を別の角度から見つめることができるのではないでしょうか？　急ぐ必要はありません。

3日目の円卓会議の議論は...

[そのリスクや不足をチャンスと考えるかどうか」

かんばらです。こんにちは。

「ベンチャーに新卒入社という選択、『有り』だと思う？」というテーマについて、二日目も引き続き7割以上の方がYes!　と回答いただいています。いろんな環境でチャレンジすることに対して、肯定的な意見が多いようです。

昨日は、ベンチャー企業で働くことのメリット、デメリットについてもさまざまな意見をいただきました。

「成長中の会社のほうが仕事のスキルは学べた」というのは、ハルミンさん。個人が関わる仕事の領域が広いのは、ひとつのチャンスと考えられます。

一方で、大阪のカバクンさんからいただいた「学卒の新入社員は3年間は見習い期間」というご意見については、3年仕事が続かない人が増えているという風潮のなかで、いまだに3年かけて育成しているのかという意味では、ちょっと驚きました。

人材系企業で働いているイスタンブールさんからの「大企業から中小・ベンチャーへの転職は簡単で場合によっては力を発揮できる。逆は、難しい」という指摘は参考になりました。

個人的には大企業の持っている会社のインフラを当然と思っている状況でベンチャーに転職し、そのあまりの未整備な状況に驚かれたという経験もありました。事前に会社の現状を正しく説明し、理解していただくことも大事ですね。

さて、本やネットで検索すれば、ある程度のビジネス常識やマナーは身に付くと個人的には思っているのですが、実際には難しい……　という現状もあるようです。ベンチャーだから教育が行き届かない、指導が難しいという話も多かったので、みなさんが出会った困った新社会人のエピソードを聞いてみたいと思います。相手がベンチャー企業勤務かどうか、わからないケースもあると思いますので、そこにこだわらなくても結構です。奇想天外なもの（！）から、しっかりしていて感心したといったようなお話もあればうれしいです。

神原弥奈子
ニューズ・ツー・ユー　代表取締役社長


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